第3回AKB48選抜総選挙は、その得票数も大きな話題となった。10日、発表された総得票数は116 万6145票。これは2011年の名古屋市長選挙の総得票数94万8605票を上回る数字だ。
今回、1位に輝いた前田敦子(19)は「1票1票がホント温かくて…。嬉しいです。ありがとうございました」と自分に投票してくれたファンに感謝を述べたが、その得票数は13万9892票。単純に比較はできないが、政令指定都市の市長選挙の当選者の得票数並だ。
2011年の静岡市長選挙の当選者の得票数13万5224票を4千票以上超えたほか、2005年のさいたま市長の当選者の得票数13万5553票も超えた(2009年のさいたま市長選挙では15万5966票)。
政令指定都市ではないが、2011年の姫路市長選挙の投票者の得票数は12万9137票、2009年の堺市長選挙の当選者の得票数は13万6212票で、これらも上回った。知事選挙では、2007年の高知県知事選挙の当選者の得票数17万8109票にも迫っている。
AKB48総選挙の総得票数は、判明しているだけで第1回5万4026 票。昨年は35万4074票で、今年はその3倍以上となった。もはや、国政選挙や地方選挙よりも注目を集める“選挙”といっていいかも。
撮影■小彼英一