タレント兼ストリッパーの小向美奈子(26)といえば、2月に麻薬特例法違反容疑で逮捕状が出され、滞在先のフィリピンから帰国を余儀なくされ、成田空港に到着するや逮捕された。
その後、当局による取り調べを受けたが、証拠不十分で不起訴となり、3月18日、釈放。逮捕時は150人もの報道陣に囲まれた小向だが、釈放時は東日本大震災の影響もあって、無罪を伝える報道もほとんどなかった。
釈放された後は、心配や迷惑をかけた関係者にお詫び行脚。ただ、頭の中は被災地のことでいっぱいになったという。なぜか?
「仙台に仲のいい友達がいて、気が気でなかった。一度、足を運んでみようと思って、南三陸町に行ったんです。救援物資を持てるだけ持って。
言葉を失いました。でも、その辺のおじさんが声をかけてくれたんです。『姉ちゃんも大変だったな』って。姉ちゃんも、ってその人、家を流されてるのに。『それにしても、すげえおっぱいだ』ともいってもらえた」
特異な震災での経験を経て、小向はどんな未来を見据えているのか。
「迷惑かけた分、恩返しはしなきゃいけない。方法は色々あると思いますけど、私らしくやっていきたい。そろそろ、本格再始動しますので、ご期待下さい」
※週刊ポスト2011年8月19・26日号