いよいよ2011年も終わろうとしているが、今年もNEWSポストセブンでは多くの記事を紹介し続けてきた。その中からNEWSポストセブン編集部が、ネットでの反響の大きかった記事を中心に、ジャンル別に2011年の「重大ニュース」を厳選してランク付けした。
ここでは【政治】編ベスト10を紹介しよう。巷の重大ニュースとは、ひと味違う話題記事が満載だ。トップ3の記事については、ニュースサイト編集者の中川淳一郎氏が解説する。(括弧内は中川氏のコメント)
【1位】
■菅首相 党首討論に「×詰問 ○真摯に」などのカンペを持参(2月)
(当時の総理・菅直人氏が谷垣禎一・自民党総裁との党首討論の際に用いたカンニングペーパー(菅ペ)を週刊ポストカメラマンが望遠レンズで激撮したものです。私が個人的に好きなのは「×アンサー・タイム ○クエスチョン・タイム!」と書かれた部分です。ここの「!」は一体なんなんだよ、エッ! とツッコミを入れたくなりました)
【2位】
■辻元清美氏 「部屋と秘書官がいないと仕事ができひん」(3月)
(大阪出身の辻本議員が震災後、災害ボランティア担当の首相補佐官就任後に言ったとされるセリフですが、「できひん」の語尾が読者の皆様には気になった方が多いようで、「馬かよwww」と「ひん」の語尾が笑われました。結局内閣府にボランティア連携室ができたようですが、仕事をちゃんとやってくれるのであれば、私は部屋はあってもいいと思います。最近ボランティアの数は大激減のようですが……)
【3位】
■松本龍の娘 父の評判をツイッターで見て「学校に行けない」(7月)
(「宮城県知事への上から目線恫喝発言」により、就任から9日で辞任した松本龍前復興担当大臣(当時)がどんな人物かを解説する記事です。恫喝発言は、宮城県知事が自分よりも遅く部屋に入ってきたことに激怒し、その後記者に「オフレコです。いいですか、絶対書いたらその社は終わりですから」と恫喝したものですが、元から時間にはうるさい人だったとの証言が記事では紹介されています。
この記事の見出しの「ツイッター見て『学校行けない』」ですが、確かにあの時の罵倒の嵐は凄まじかった。今年のネット界に降り立った大ヒールの一人といえましょう。鉢呂吉雄前経済産業大臣の“死の町発言”“放射能つけるぞ発言”(真相は不明)の時はネットで擁護する声が多かったものの、松本氏に対しては擁護発言を見つけるのが難しかったです)
【以下、4~10位】