「ヘイ、ベイベェー! キレイだよ、抱きて~。オレの家に今日来ないッ」
「やっぱり可愛いッ。このスタイルは外人だね。ナニジンだ?」
セレクトしたアンニュイなオリエンタルミュージックを大音量で響かせ、腰をくねらせる妻・典子(45)に、愛の言葉をかけた玉置浩二(54)。典子の撮影が行なわれた2日間、こんな愛の言葉を100回以上はシャウトした。
「安全地帯」のボーカル・玉置浩二と元「C.C.ガールズ」のタレント・青田典子の電撃結婚から2年半──。以後、典子は玉置のフォローに専念し、表舞台から一切姿を消してきた。
「この2年半、ノリは本当にオレのために頑張ってくれた。ノリがいなかったら、今のオレはいない。だから、ノリにも自由にやってほしい。全力で応援してあげたいの」(玉置)
2010年に「安全地帯」は完全復活。グループと個人の活動に奔走し、高血圧など体調不良にも悩まされた玉置を典子は静かに支え続けた。
「タマン(玉置)があまり外食が好きでないので、家ではキッチンに立っていることが多いです。朝からお魚を焼いたり、塩分も控えめのメニューを心がけています。こう見えて実は料理は好きだったんですよ」(典子)
そんな彼女が1作目の“復帰作”に選んだのは、彼女のメインフィールドであるグラビア。「10年以上ぶりの闘いですから」と不安を見せる典子の撮影を、玉置が全面的にプロデュース。玉置が好きな、感じる、美しいと思う典子を表現すべく選ばれた衣装やシチュエーション、ポージングで撮影された。テーマは『専属娼婦』だ。
「結婚するときに、ただの家事をする主婦ではない、あなただけに愛される専属娼婦にしてくださいってお願いしたんです(笑い)」(典子)
「たった一つしかいない存在。絶滅危惧種だよ。家でも着替えている姿を見ると駆け寄っていって、『C.C.ガールズ踊ってよ』ってお願いしてます(笑い)」(玉置)
プロデュース&撮影■玉置浩二
※週刊ポスト2013年1月1・11日号