元AKB48の前田敦子のモノマネで、今大注目の女芸人・キンタロー。(31才)。昨年末、バラエティー番組で前田のモノマネを披露したところ、一部の熱狂的なファンから批判の声が上がり、ブログが炎上する騒ぎに。しかし、これ以降、仕事が爆発的に増え、今ではバラエティー番組にひっぱりだこ。AKBとの共演も果たしたが、実は最近、新ネタを仕込み中という。その中には、別の人気アイドルグループのモノマネも…。本人に直撃した!
――最近、すごい活躍ぶりですね。
キンタロー。:まだその実感がなくて…。でもやっていたバーテンのバイトに行けなくなるぐらいスケジュールはいっぱいになりましたね。
――昨年末、バラエティー番組出演後、あっちゃんのファンから批判が殺到してブログが炎上しましたが、本人的にはどのような状況でした?
キンタロー。:あのときはアメブロの公式ブログではなかったので、ブログの書き込みコメントの知らせが全部私のアドレスに直接、来ていたんですよ。放送後、“新着のコメントがあります”といったメッセージが一気に400件以上きて、ビックリしました。ついに使っているスマホが壊れてしまって…。最終的に閲覧や書き込みをふくめて1万3000件以上。それまでは1日2~3件ぐらいだったんですよ。
――ブログ炎上後、「私も前田敦子さんが大好きで、モノマネをさせていただいています」とコメントを書きましたよね。
キンタロー。:以前も「不快だ」というコメントはあったんですが、その時は事務所からは「答えなくてもいい」といわれていたんです。でも公式に私の気持ちを伝えるならいいかなと思って、あっちゃんのことが好きでモノマネをしているということを書きました。
――「殺人予告」ともとれる書き込みもありましたし、恐くないですか?
キンタロー。:人生は何があるかわかりませんから、自分が好きなことをやらなきゃって思って。それにここからは勝手な推測なんですが、今、あっちゃんも本格的な女優活動をするために充電中なのか以前ほどメディアに露出しませんよね? その間に“あっちゃんを忘れないで”という気持ちを込めてモノマネをさせていただいてます。そして、あっちゃんが女優としてイメチェンして出てきたときに、「あっちゃんイメージ変わったね」とファンがより思えるような“つなぎの存在”で私はいられればいいなあと。
――あっちゃんになりきるコツは?
キンタロー。:あっちゃんは、声がかわいくて泣くとちょっとなまるところがあるのでそこはまねしやすいです。表情はそのときのあっちゃんの気持ちになりきってます。ライブDVDも見ますが、やっぱりYouTubeのほうがいろんなあっちゃんの表情が一度に見られるので、研究にはうってつけですね。
――最近では、別のアイドルグループのネタも仕込み中だそうですが。
キンタロー。:ももクロですね。遊びで“今会えるアイドル~! 週末ヒロイン、ももいろクローバ~、ゼ~ット!”とやっていたらマネジャーから「それいけるんじゃない?」といわれて今、徐々にやっています。ほかにも新ネタをいろいろ練習中です。
――ももクロのネタは、リーダーの百田夏菜子さんのモノマネですね。
キンタロー。:そうです。一度だけ朝の情報番組で披露したあと、ももクロファンから“あれは誰のモノマネだ? 誰かによって話は変わる”とメッセージをもらいましたが、今のところ批判的なものはないですね。
――百田さんはどうやってモノマネするんですか?
キンタロー。:百田さんはエクボがトレードマークですが、私はエクボがないので指で頬を触ったりしながら、今のところは声真似を頑張っています。百田さんは“今会えるアイドル~”って言いながらも、何度も言いすぎてちょっと惰性になってるみたいたところを意識してます。一応、ももクロの衣装も東急ハンズで買ったんですが、それが男女兼用で私には大きすぎて(笑い)。だから衣装とかダンスも含めて今、ネタを温めています。
――ももクロファンの反応は心配じゃないですか?
キンタロー。:人生は一度しかないですからね。私は芸人になりたくてなったので、面白いと思ったものは何でもやりますよ。ももクロのモノマネも、「似てない」「ひどい」「やめろ」といわれてもブログが炎上してもやりますよ。だって面白いって思ってくれる人が多ければ、それでいいじゃないですか。
【キンタロー。】
1981年10月24日生まれ。愛知県出身。関西外国語大学卒業後、社交ダンス講師などを経て、2012年4月、現在の事務所に。モノマネのレパートリーは前田敦子のほか、大島優子、剛力彩芽、武井咲など。昨年末『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』で初出場ながら優勝した。