元AKB48の前田敦子のモノマネで「角度によってはあっちゃんに見える」「あっちゃんをバカにしすぎ!」など賛否さまざまな声が上がり、話題沸騰の女芸人・キンタロー。(31才)。一部の熱狂的ファンからの書き込みでブログ炎上騒動もあったが「炎上、フライングゲット」と本人は気にする様子はゼロ。インタビューすると、「あっちゃんと似ているところも多いんです」、そんなことを口にし始めた…。
――あっちゃんのモノマネをするとき、キレのあるダンスを披露していますが、ダンス経験について教えてください。
キンタロー。:関西外国語大学時代にダンス部に所属していて、全国大会で4位に入ったこともあります。その流れで卒業後、社交ダンス講師をしていたんです。最近、当時の生徒さんから「テレビ見ましたよ」と連絡が来ることもあります。
――芸人を目指したのはいつ?
キンタロー。:子供の頃から人を笑わせるのが好きで冗談を言っては友達を笑わせていました。お笑いができると友達も増えるし、いいなあって思ってたんです。親からは反対されていたんですが、人生好きなことをしないといけないと思って29才で家を飛び出しました。だからいまだに親戚の中には私が芸人やっていると知らない人もいます。
――女性なのにどうしてキンタロー。という芸名なんですか?
キンタロー。:まだまだお笑いは男性社会で女性の地位が弱いと思ったからです。“まさかりかついだ金太郎”のように強い芸人になりたくて自分でつけました。
――あっちゃんのモノマネをやろうと思ったのは?
キンタロー。:3年ほど前、ファミレスでバイトをしているときにお客さんから「だいぶ、残念な感じだけどAKBのセンターの子に似ているね“といわれたことがきっかけですね。そのころは今ほどAKBがメジャーじゃなかったので、モノマネをやるならいつかやろうと思っていたんですが去年、あっちゃんが卒業宣言をしたときに「今やらなきゃいつやる」とお尻に火がつきました。そこからYouTubeを何度も見て、研究して声の出し方や話し方、顔の表情をまねるようになりました。
――ライブ、トークなどであっちゃんの好きな場面は?
キンタロー。:「私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください」という名言や卒業宣言のときも好きですが、まだセンターに抜擢されて間もないころに、泣きながら自分の葛藤を話すところが印象深いです。「私は歌がうまくないのに、どうしてこんなに歌わされなきゃいけないの」とまだ子供っぽいあっちゃんが泣きながら言うんですよ。立派だなと思いましたね。個人的には私、あっちゃんと似ているところが多いと思うんですよ。
――どのあたりが…??
キンタロー。:不器用なところですかね。自分の思っていることをうまく伝えられず、相手に誤解を与えてしまうところとか。大島優子さんなんかは器用にまわりとコミュニケーションをはかっているのに、あっちゃんはそのあたりが不器用。そこはすごく理解できるというか共感できるんですよ。
――あっちゃんのモノマネはいつまで続けますか?
キンタロー。:まだどうなるかわかりませんけど、しばらくは続けます。あと今やってみたいのはAKBの高橋みなみさん。短い尺でなんとかまとめようとしているところとか、頑張り屋さんなところとか好きでやってみたいんです。今は特徴をつかむため、研究中です。大きなリボンをつけて、やってみようかなと思っています。
――ちなみにキンタロー。さんもAKBみたいに恋愛禁止?
キンタロー。:もちろん、恋愛禁止です!
――彼氏いないだけですよね?
キンタロー。:ま、そうですけど…何か? 彼氏、フライングゲット!
【キンタロー。】
1981年10月24日生まれ。愛知県出身。関西外国語大学卒業後、社交ダンス講師などを経て、2012年4月、現在の事務所に。モノマネのレパートリーは前田敦子のほか、大島優子、剛力彩芽、武井咲など。昨年末『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』で初出場ながら優勝した。