連日30度を超す猛暑日が続き、エアコンの売上げも上昇している今年の夏、節電は大きな課題のひとつだろう。こうした中、国内で最多の自動販売機を設置する日本コカ・コーラは、今年1月から「ピークシフト自販機」の設置をスタート。これは電力消費に余裕のある夜間電力で冷却し、消費電力を95%削減しながら日中の16時間、冷たい製品を提供できるというもの。導入開始から約半年の6月25日時点で、全国1万5000台の設置を完了している。
プロモーションの一環として、7月18日に池袋サンシャインシティに高さ6mの巨大なピークシフト自販機が出現し、「ピークシフトサマー」PRイベントを開催した。日頃「スベリ芸」でお茶の間を冷やしている小島よしおと、ますだおかだの岡田圭右による一日宣伝部長のトークイベント、コカ・コーラのキャラクターであるポーラーベアとの記念撮影、氷で作られたアイスバーが設置されるなど、一日限定の都会の避暑地が出現。
イベントではポーラーベアからタスキを授与された2人が、「我々はピークシフト自販機のように、日中冷やすのをやめました!」と声を揃えて宣言。しかし予想を裏切らないスベりぶりと、小島が久々に披露した「そんなの関係ねぇ!」が思いのほかウケた――といった話題が、複数の媒体を賑わせた。
その一方で多くの来場者を喜ばせたのは、会場の巨大ピークシフト自販機の中に設置されたアイスバー。一面が氷でできたバーの中はかなり冷えていて暑さを忘れさせてくれ、長蛇の列だったため滞在時間は短いながらも、多くの人が都会の避暑地を堪能した。また会場に数多く設置されたピークシフト自販機は、スマホ向けアプリ「自販機AR」に対応。無料アプリをインストールしてスマホのカメラをピークシフト自販機にかざすと、実際の自販機の映像にポーラーベアの動画や、製品が氷とともに飛び出してくるといった、超リアルな映像体験を楽しむことができる。
またWebでダウンロード可能なポーラーベアの折り紙が、用意されたコーナーも人気。出来上がったポーラーベアをARアプリで見ると、折り紙のポーラーベアが踊りだす姿がかわいらしい。