ビジネス

意外と思い違いも? 今さら聞けないFX用語のポイント5

【3】IFDONE(イフダン)注文
「IFDONE注文」とは、もしも○○できたらの意味で、入口と出口をセットにした売買注文のこと。

「例えば『1ドル99円でもし買えたら、101円になったところで売る』という、売り買いをそれぞれ自分の希望する指し値で、あらかじめセット注文する形です。

 時間がない、いつも為替を見ていることができない人に、有効な注文方法のひとつです。あらかじめ自分の中のルールを決め、その通りに取引きを実行する際に、“力を発揮する”注文方法ですね」(野口さん)

 ここで出てきた「指し値」という用語は、通常の商取引きでも使われる言葉だ。一般的な対語としては「仕切り値」だが、FXの場合は少し異なるキーワードが存在する。

【4】逆指し値
「指し値に対して、逆指し値という用語がFX投資にはあって、逆指し値での注文の場合は『99円より安くなったら売る。101円より高くなったら買う』となります。

“それじゃ、損しちゃうよ”と思うかもしれませんが、相場が自分の予想と反対方向に大きく動いた際、損失額を限定的にするための一般的な手法です。『逆指し値』も理解していると、さらに“デキるな”って印象を与えられますね」(野口さん)

【5】ミラートレーダー
 当サイトでも“ビギナーに優しいシストレ” として紹介した、新しいシステムトレード。従来のシストレは、自分でプログラムを組んだり、高額な既成プログラムを買うなどが必要だった。しかしミラートレーダーなら、口座を開設して「ストラテジー」と呼ばれる売買シグナルを出すシステムを選ぶだけで、自動的に取引きができる。

「既存のシストレであるメタトレーダーは、金融に関する知識とは関係ないプログラミングなどのデジタルスキルが必要だったり、24時間プログラムが動くような設備が必要。それに比べて、ミラートレーダーはそうした設備やデジタルリテラシーは必要なく、手軽に自動売買が楽しめます。当社でも『選べるミラートレーダー』の人気が高まっていますね。

 システムトレードに興味はあっても、『プログラミングは難しいし、だからと言って既成のソフトは高いし』と断念していた方が、多かったんです。そうしたことから『優秀なプロのストラテジーを選ぶだけなんて! これが本当のシステムトレードの形だよね』とおっしゃる方もいらっしゃいます」(野口さん)

 ビギナーにもチャレンジしやすい、シストレの最新トレンドというだけでなく、ミラートレーダーには長くFXをやっているベテラン組も、メリットを感じている人が多いという。

「FXを長くやられている人の中には、中毒化すると言いますか(笑い)……“相場が気になってしょうがない。ポジションを持っていないと不安になる”といった、通称『ポジポジ病』という方も多いのですが、ミラートレーダーにしてから『世界中の優秀なプロが提供するストラテジーを信用して、取引きできるようになったので、ポジポジ病が治りました』と喜ばれています。

 ビジネスとしては、多くの取引きをしてもらう方が良い面もありますが、過度に取引きをすることが、必ずしもお客様の利益に繋がるとは限らないし、適度な取引きで、長くFX投資を続けていただきたい――と私たちは考えています。そうした意味でも、ミラートレーダーという選択肢を得たことで、FXの楽しみ方をより広げてもらえると嬉しいですね」(野口さん)

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