現ファーストレディー・安倍昭恵さん(51才)の言動が政界のみならず、さまざまなところで波紋を広げている。
昭恵さんは12月4日、国会議員でもないのに、自民党本部で開かれた環境部会に出席すると、東日本大震災後に計画された新たな防潮堤建設について、「必要ないところはやめるべき」と発言。11月にも都内で行われたセミナーで、安倍晋三首相が進める原発輸出について、「主人にも“今、売り込むべきではない”と言っているが、聞いてもらえない」と発言した。消費税増税にも反対しており、日増しに“反夫=反安倍”色を強めているのだ。
そんな昭恵さんを厳しい表情で見つめているのが、姑・洋子さん(85才)だ。
「6年前に安倍さんが首相を辞任する際、最後まで“晋ちゃんはやめなくていい”と擁護したような、“ゴッドマザー”なんです。ですから、洋子さんは嫁が堂々と反対意見を公言していることに我慢ならないようなんです」(全国紙記者)
そもそも、このふたりは昔から“水と油”の関係だった。洋子さんは岸信介元首相(享年90)の長女であり、夫の晋太郎氏(享年67)は元外相。政治家一家における内助の功を知り尽くす。
一方の昭恵さんは、森永製菓の社長令嬢という典型的な箱入り娘。そんな嫁に対して、洋子さんはずっとしっくりいかないと思っていたという。
「結婚当初から“スカートが短すぎる”とか、“数珠の持ち方がなってない”とか、言葉遣いや握手の仕方まで、洋子さんはことあるごとに昭恵さんに苦言を呈してきました」(前出・全国紙記者)
ふたりの確執が表面化したのが、昭恵さんが東京都内に居酒屋『UZU』をオープンさせた2012年の秋だった。
「当時は自民党の政権奪取目前で、洋子さんは“これから夫が首相をめざす矢先に妻が居酒屋の女将をやるなんて何事か!”と激怒しました。ところが昭恵さんは聞く耳を持たず、強引に開店してしまったんです。以来、ふたりの溝は広がるばかりなんです」(自民党関係者)
安倍夫妻が一向に首相公邸に住まないのも、この嫁姑の確執が原因だという。
「洋子さんが、昭恵さんを目の届くところで管理したいからです。“私がいないと何をしでかすかわからない”って…」(前出・自民党関係者)
※女性セブン2014年1月9日・16日号