2月9日投開票の都知事選挙。有力候補の一人と見られているのが無所属での出馬の意向を固めている舛添要一・元厚労相(65)だ。実は舛添氏、「永田町イチの艶福家」として知られているのだ。結婚は3回、離婚は2回。2人の愛人が産んで認知した子3人と、雅美夫人との間の子2人を合わせると、舛添氏には計5人の子供がいることになる。
溢れんばかりの精力には感服するが、そんな艶福家人生が災いし、舛添氏は現在、ある裁判を抱えている。元愛人・A子さんとの間で舛添氏が「養育費(扶助料)の減額」を求めて争っていることは、本誌昨年12月13日号でスッパ抜いた通りだ。
婚外子に当たるA子さんの子供に対する月22万円の養育費の減額を求め、舛添氏は2012年4月、家裁に調停を申し立てた。理由は「子供は自立しており、自分の年収も激減している」というものだった。
A子さんの子供は現在25歳だが、幼少時より重度の障害を抱え、いまも週に5日、病院に通う日々を送っており、自立などとても不可能な状態。だから、養育費が払われ続けてきた。
当時、現役の国会議員だった舛添氏の年収はおおよそ1800万円。一般庶民からしたら羨むほどの高給だ。それを調停の場で、A子さんの代理人が質したところ、舛添氏側は昨年11月の調停で「現在の収入は月10万円しかない」と主張。
その証拠として、手取り額8万3334円が記載された昨年10月分の給与明細を提出したという。「あれだけメディアに頻繁に登場していて、月8万円の収入なんて誰が信じますか」(A子さんの知人)と憤りの声が上がるのも無理はない。
しかも舛添氏は相当な資産家である。およそ3億円をかけて取得された東京・世田谷区にある舛添氏の自宅は、134平方メートルの土地に建つ、3階建ての大邸宅。地元の不動産業者いわく、「土地だけで軽く1億円を超える」という物件である。