一目均衡表では週初の下落で雲からの下方乖離を広げる状況だったが、週末にかけての上昇で雲下限を捉えている。今週には雲がねじれを起すタイミングとなり、突破となればトレンドが強まりやすい形状だ。遅行スパンは上方転換シグナルを発生させてくるため、投資家心理に与える影響も大きい。
トレンド好転が意識されてくるようだと、1月24日に空けたマド(15485-15690円)辺りが次のターゲットとして現われよう。11日に米国で講演が予定されているソフトバンク<9984>は指数インパクトが大きいだけに、講演後の動向が注目されそうだ。また、東日本大震災から3年を迎えるなか、改めて復興関連などへ市場の関心が向かいやすいだろう。