アサヒは昼営業の飲食店に攻勢をかけることによって、「ランチビール」の潜在需要も取り込もうとしている。
「日中でも女子会やママ友会、ちょっとしたパーティーなどで、お酒を飲むと周囲の視線が気になるけれど、雰囲気だけ楽しみたいという人たちは多い。そんな需要を掘り起こしたい飲食店と、アルコール離れの消費者をノンアル飲料で繋ぎ止めたいメーカーの思惑は一致しています」(前出・宮下氏)
6月10日には黒ビール風の「ドライゼロブラック」を発売して、さらに本格志向で勝負をかけるアサヒ。
ノンアル飲料はカクテルテイストやチューハイテイストなど、様々な広がりを見せる中、<ビール風味の発泡飲料>はどこまで消費者を“酔わせる”ことができるか。