それでも、A子さんは「少しでも真実を知っていただければ…」と勇気をふりしぼり、彼女と親しい江角を知る複数のママ友有志でひとつの文書を作成。そして、それを女性セブンへの回答としてくれた。2053文字に及ぶその抗議文(女性セブン2014年8月21・28日号に全文掲載)には、衝撃の内容が綴られていた。
《彼女が仮に自分がいじめられていたと感じているとすれば、それは幼稚園の年長さんの3学期以降、彼女が数々の同級生へしてきたことがバレたために、彼女からみんなが距離を取ったというのが事実です。つまり、いじめがあったとするならば、それはむしろ彼女自身がされていたことであり、彼女は被害者というよりも加害者ではないか、と考えます》
これが本当であれば、江角の主張とは、真っ向から食い違うことになる。
A子さんたちによれば、当初、江角もママ友たちと親しくつきあっており、江角が下の子(長男、5才)を妊娠した際には、彼女の代わりに友人たちが長女の面倒を見ることもあったという。しかし、江角はそんなママ友を裏切る行為をしていたというのだ。文書はこう続く。
《いろいろな善意を受けてきながら、彼女は陰で、なぜかそのような人たちのありもしない噂を流したり、中傷をしていたのです。
それは毎回同じような手口で、例えばAさんには「Bさんがあなたの悪口言っているよ」と言い、Bさんには「Aさんがあなたの悪口を言っているよ」という手口で、いろんなお母様と接触していたようです。賢い保護者の方たちが、それが何かおかしいと気づき始めたのは当然の流れだと思います。その事実を知ったお母様方が、お互いに確認作業したところ、おかしな言動の元がどこであったかが分かり始めました。その頃から、江角さんが離れて行ったというのが事実です》
A子さんたちは、これ以上具体的な内容を話すと子供たちに危害が及ぶ可能性があるとして、被害の実情については、明言はしなかった。しかし、女性セブンが学校関係者を取材したところ、複数の証言が出てきた。
「確かに江角さんは当初は他の保護者のかたと仲よくやっていました。行事も休まずに参加していましたから。ただ、彼女はいつも上から目線で、高圧的な態度だったんです。基本的に人の意見は一切聞かず、自分の正義や主張を押し通すんです。校内のボランティア活動などでは、他の保護者のやることにいちいち文句をつけて、全て自分のやり方が正しいと思って譲らない。自分がいちばん上に立って先導できないと我慢ならないタイプみたいで、周囲との軋轢を生みやすいかたでした」(学校関係者)