GoogleがGmailで国際化アドレスに対応すると報じられ、「武@メール.グーグル」というアドレスが例示された。報道を知ったエンジニアを中心に、SNSでは「検証できなくなる!」「やめてぇぇ!」などの叫び声が上がっている。現状では英数字以外の言語に対応する国際化アドレスを相手とした送受信が可能になるだけで、Gmailでただちに日本語アドレス登録ができるわけではない。しかし遠くない将来に実現すると見込まれているため、日本語によるキラキラアドレスが誕生し、世界に拡散する可能性が出てきた。
「恥ずかしいメールアドレス、いわゆるキラキラアドレスといえば交際相手の名前、princess、sexy、loveやforeverといった自己陶酔的な印象が強い単語が特徴的です。(^.^)など顔文字アドレスなんてのもありました。学生時代につくったまま使い続けていると思われる、携帯アドレスやフリーアドレスでよく見かけます。
これまで、アドレスは半角英数字と半角記号でしか表現できない限界がありましたが、日本語を使えるとなったらバリエーションが増大します。国際化アドレスが実用化されれば、最終的には中国語や韓国語なども含む様々な言語の文字が使えます。女子高生がメール用にキリル文字などを組み合わせて新しい文字を発明したように、きっと、びっくりするようなアドレスが生まれますよ」(メール管理に携わるエンジニア)
しかし、これほどキラキラアドレスでからかわれるようになっては、日本語が使えるようになったところでトンデモなアドレスをつける人は少ないと考える人も多い。
「中学のときに初めてケータイを買ってもらったときは、当時の彼氏の名前と自分の名前をつなげたイタいメアドをとりました(笑)。MNPで機種変したとき、メアドも変えましたよ。友だちとも話すんですが、いまどきメアドにloveが入っているのはヤバい人の確率が高いですよ(苦笑)。それに、先輩から『就職活動のために名前がわかる普通のアドレスにしておいたほうがいいよ』と言われました」(都内の女子大学生)
「学生時代、旅行中に来た会社からメールに普段使いのメアドから返信しちゃったんですよ。そのときは何も言われなかったのですが、大学の先輩でもある人事部の社員さんから『お前のカノジョ、メアドの○○っていうんだろ?』と言われ冷や汗をかきました。入社後は若気の至りのネタにして笑いをとっていますが、イタいと思う人もいるだろうなぁ。取り返しがつかないから、後輩にはメアドに気をつけろと言ってますよ」(20代IT企業会社員)