銀座のクラブでのホステスのアルバイトをした経験を、アナウンサーとして内定した日本テレビに伝えた東洋英和大学・笹崎里菜さん(22)が、「アナウンサーに求められる清廉性に相応しくない」として、日本テレビがアナウンサー職の内定を取り消された。この件に対する議論がかまびすしい。では、これまで採用されてきた女子アナたちは「清廉」だったといえるのか。
今回、本誌は某キー局のプロデューサー・A氏、編成などにかかわってきたベテラン社員・B氏、そして数多くの局に出入りする制作会社スタッフ・C氏の3人を集めて座談会を行なった。
プロA:今回の日テレは明らかにヘタを打ったよね。学生時代にいろんなバイトをしてた子なんてウジャウジャいるでしょう。たぶんホステス経験者だって自分からいわないだけで、何人もいるはず。僕はそれが悪いことだとは全然思わない。だって、ホステス出身のコメンテーターをワイドショーでご意見番扱いしてるんだから。
編成B:日テレが極端な方向に振れちゃったのは、おそらく5年前の夏目三久アナ(30・現フリー)の“コンドーム事件”のせい。エース候補だった夏目アナが、コンドームの箱を持ってベッドでニッコリ笑ってる写真が雑誌に流出したのを見て日テレの上層部は面食らっちゃったからね。あれ以降、日テレの女子アナ採用基準はすっかり厳しくなっている。ネット上に学生時代の写真が出ているだけでも“削除しろ”とうるさいらしい。
制作C:だけど日テレも一貫性がないですよね。夏目アナをあの一件で干しちゃって局を辞めざるを得ないところまで追い込んだのに、フリーになって人気に火が付いたら、『バンキシャ!』に三顧の礼で迎え入れちゃうんだもの。ホステス経験者の入社がダメなら夏目アナだって二度と使わないのがスジじゃないですか?