10年前に比べて給料は2割ダウン。しかも、厳しい経営状況のなかで仕事量が増えている。いまやCA(キャビン・アテンダント)は、体力仕事なのに稼げない仕事となった。とはいえ、今でも「才色兼備のあこがれの存在」であることは変わらない。自分たちのブランド価値を知る彼女たちは上空3万フィートで笑顔を武器に男たちを虜にしている──。
CAが高給取りで、「30歳で年収1000万円」といわれていたのは20年以上も前の話。いまでは働き盛りの20代CAたちは、「仕事がハードなのに給料が安すぎる。割に合わない」と愚痴をこぼし合っているのだとか。
厚労省の「賃金構造基本統計調査」によると、2004年の25~29歳のCAの平均年収は約498万円だったが、2013年は約391万円。10年間で100万円以上も減少した。
若手CAたちがバイト話に関心を持つのは、彼女たちの寂しい懐事情からのことだろう。
「稼げないなら、バイトするしかないですよね。業務に支障を来さない範囲で効率よく稼ぐには文字通り“一肌脱ぐ”のが手っ取り早いし、実際にそうしている子もいます」(A子)
待遇面で不満を抱く若手CAたちは今、社内外で“バイト”に励んでいる。実際に、国内外の航空会社に勤務するCAたちの生の声を聞いてみよう。
深田恭子に似たおっとり系美人のA子(30)の話は衝撃的だ。