■「早く結婚したほうがいいんじゃないか」
6月、東京都議会で塩村文夏議員が妊娠や出産に対する支援策を質問したところ、「早く結婚しろ」「産めないのか」といったセクハラ野次が飛び、日本だけでなく海外からも大きな非難を浴びた。当初はしらばっくれていた発言者・鈴木章浩都議もとうとう追い詰められて謝罪。会見では正確なヤジの内容を聞かれ、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」と認めた。会見前には塩村議員にも頭を下げた。
■「酉の市で大きな熊手を買った」
みんなの党の渡辺喜美元代表が、化粧品会社DHCから8億円を借り入れていることが発覚したのは3月。会見で使い途を聞かれ「熊手」の名が飛び出た際には記者から思わず失笑が。
■「僕はカメラを盗んでいない」
9月に韓国・仁川で行なわれたアジア大会で、競泳の冨田尚弥選手が韓国記者のカメラを盗んだとして選手団から追放された。11月には弁明会見を開き「やってない」と無罪を主張。
■「『キモい』をどう捉えるかという部分になるんですけれど」
中学生をLINEで脅したとして大阪維新の会から除名された山本景大阪府議は、8月に丸刈りで謝罪会見。一方、テレビで自身を「キモい」と発言したテリー伊藤をBPOに申し立て「中学生と公人の『キモい』は違う」と発言。
■「イメージはいま最悪だから、これ以上下がることはない」
不倫騒動で1年5か月の間、テレビから姿を消していた矢口真里が10月、『情報ライブ ミヤネ屋』に生出演。放送終了後は約100人もの報道陣の前で会見したが、騒動の核心に触れることはなく、松本人志ら芸能界からも「面白くない」の声が。
■「『お前』でいいのか」「『あんた』じゃねえだろ」
ヘイトスピーチ対策を検討する橋下徹大阪市長は、「在日特権を許さない市民の会」桜井誠前会長との公開意見交換会を10月に行なう。結果、相手の呼び方をめぐるやりとりなど罵声を浴びせ合う壮絶な打ち合いとなり、わずか10分弱で終了と相成った。
※週刊ポスト2014年12月26日号