かつてこれほどまでに変な記者会見が連発された年があっただろうか。この中から流行語大賞が選ばれても少しもおかしくないほどの「迷言」が多数飛び出した。手話あり、丸刈りあり、乱闘寸前あり……ある者はひたすら頭を下げ、ある者は開き直る。2014年に印象に残った記者会見と、そこで飛び出した名言・迷言の数々を紹介しよう。
■「オゥアゥッウアアアーーーーアン!」「ガエダイ!」
7月、野々村竜太郎・元兵庫県議は300万円以上を支出した政務調査費について釈明会見を開くが、ご覧の通りの有り様で「号泣議員」として歴史に名を残すこととなった。
■「STAP細胞はありまぁ~す」
STAP細胞の研究で「リケジョの星」と一躍時の人となった小保方晴子氏だったが、論文の不正疑惑が持ち上がり大騒動に。「200回以上作製に成功」と主張するも検証実験ではいまだ成功していない。
■「真犯人は自首してほしい」
3月、PC遠隔操作事件の犯人として拘束されていた片山祐輔被告が保釈されたが、5月に「真犯人」メールの自作自演が発覚し、すべての犯行を認めることに。
■「裏付けが不十分だった」
「吉田調書」をめぐる報道で、朝日新聞の木村伊量社長らが9月に謝罪。慰安婦報道についても「訂正が遅れた」と詫びた。
■「新垣さんを名誉毀損で訴えます」
「全ろうの作曲家」として名を馳せた佐村河内守氏は、新垣隆氏がゴーストライターだったとの告発を受けて開かれた3月の会見で新垣氏に逆ギレ。