2014年も『NEWSポストセブン』では多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットでの反響の大きかった記事を中心に、ジャンル別に2014年の「重大ニュース」を厳選。ここでは【国内】編ベスト10を紹介しよう。
巷の重大ニュースとは、ひと味違う話題記事が満載。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
●2014年重大ニュース【国内】編1~3位
【1位】
■ビートたけしが震災直後に語った「悲しみの本質と被害の重み」(3月)
「記事本文を読んでいただきたいのですが、『ホント、そうだよな……』と思うこと請け合いでしょう。人の命の重さというものは、その当事者と近いかどうか、共感できる要素がどれだけあるか、にかかっていると思います。多くの日本人にとってシリアの内戦の死者の数なんて気にしないでしょう。でも、高倉健さんが亡くなったら猛烈に悲しむ。これの違いってなんなのか――こういったことが書かれています」
【2位】
■スポーツライター・永谷脩さん死去 最期まで執筆意欲衰えず(6月)
「永谷さんといえば、長きにわたって野球界の取材を続けてきたライターです。常に選手たちの隠れたエピソードを見つけてきては、スポーツ選手の内側に斬りこんできました。当サイトの野球記事の多くは永谷さんによるものですので、検索をしてみてはいかがでしょうか。特にこれまで多数のアクセスをされたのは、“20歳で逝った巨人ドラ1位 地方出身高卒投手が陥るパターン”という記事です」
【3位】
■野々村県議 生花店に「なんで俺に聞くんだよおおお」と激高(7月)
「日本全体を巻き込んで『ウッー!』『アッー!』『コノヒホンヲ……』『ガエダイッ!』の声で溢れさせた野々村竜太郎元・兵庫県議、昔から叫び癖があったようで、役所勤務時代に花を買う時も店員に対してこんなことを言っていたという証言が出てきました。ちなみに『ガエダイ』を含めた野々村氏の発言は2014年の『ネット流行語大賞』銀賞を獲得しています。おめでとうございます」
●以下、4~10位