2014年も『NEWSポストセブン』では多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットでの反響の大きかった記事を中心に、ジャンル別に2014年の「重大ニュース」を厳選。ここでは【ビジネス】編ベスト10を紹介しよう。
巷の重大ニュースとは、ひと味違う話題記事が満載。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
●2014年重大ニュース【ビジネス】編1~3位
【1位】
■マックの全席禁煙「cafe戦略のブレで来店動機薄れる」と識者(9月)
「マクドナルドに関するネガティブな情報はポーンと跳ねる、を地で行った記事です。ネットでは『なぜか叩かれる企業』『なぜか愛される企業』が存在します。マクドナルドに関しては『レジのメニュー廃止』『60秒以内に提供できなかったらハンバーガー券』などが不評でした。禁煙にしただけでも文句が来るなど、今はネット上では逆風がおさまりません」
【2位】
■厚労省若者育成担当者「ニートと呼ばれる人働けば景気回復」(2月)
「『ニートと呼ばれる人』という厚労省の担当者のコメントがカチンと来たのか、ニートと思われる人、そしてニートをバカにしたい人の間で論争が巻き起こった記事です。働きたくても働けないなど事情があるのに、役人が簡単に『ニートと呼ばれる人』と言ったことに反発が来ました。ネットではニートネタは鉄板のアクセス稼ぎ記事となります」
【3位】
■モスバーガー 高齢店員「モスジーバー」積極採用して好影響(11月)
「これ、概ね絶賛でした。『和む』とか『ほっとする』とか『私も頑張ろうと思った』みたいな話ですが、これをもしもマクドナルドがやったらどうでしょうか。『マックジーバー』なんて感じでね。恐らく、『なぜか叩かれる企業』なだけに、『若者の仕事を奪うのか!』『高齢者を深夜に働かせるなんてひどい!』『ジジイとババアぐらいしか働きたくないぐらいひどい職場なんですねwwwww わかります』みたいな話になったことでしょう。モスが『なぜか愛される企業』であることがよく分かる記事です」
●以下、4~10位