ビジネス

美味い札幌ラーメンを「命中」させる術 札幌出身作家が指南

 年末年始に、旅行に出かける人も多いだろう。地元の美味いものはどうやって探せばいいのか。札幌出身の作家で人材コンサルタントの常見陽平氏がアドバイスする。

 * * *
 年末年始ですね。旅行に出かける人も多いことでしょう。ここでは、国内の観光地で美味しくて、リーズナブルな価格の店に出会う方法をお伝えしましょう。結論から言うならば、現地在住のビジネスパーソンに聞くのが一番です。

「常見さん、札幌に行くんですよ。美味しい店と、オススメのお土産を教えてください」

 北海道札幌市出身の私には、年中、友人・知人からこんな相談がきます。大好きな故郷、札幌のことを知ってもらうべく、もちろんその都度、ニーズを聞きつつ、一生懸命喜んでお答えするのですが、たまに、「申し訳ないな……」と思うことがあります。というのも、札幌には、今も出張や帰省で年に4回くらいは行っているものの、滞在期間は短いわけで。その時間を有効活用しようと考えるため、ついつい長年通っているお店に行ってしまうわけですよ。地元の人に連れて行ってもらうお店がたまにレパートリーに増えるくらいです。

「常見さんが、好きなラーメン屋はどこですか?」とよく聞かれるわけですが、そのたびにご紹介するのは……。

・福来軒(すすきの店)
・来々軒(すすきのラーメン横丁)
・天鳳(すすきのラーメン横丁)
・寳龍(総本店 すすきの)
・純連(札幌本店 澄川)
・すみれ(札幌本店 中の島)

 くらいなわけです。最近、これに千寿という大通公園と札幌駅の中間くらいにある店が加わったくらいです。生まれた頃からずっと変わらないわけです。どうせ帰省するなら、新規開拓もいいのだけど、いつもの好きなものを食べたいと思ってしまうわけで。いや、これらのお店は、十分にご満足頂けると思いますよ。全国的にも知名度の高いお店なので、自慢できますし。

 ただ、今年のはじめに頂いて読んだ『ラーメンをつくる人の物語』(HS)という、地元の出版社が出した本を読むと、札幌ラーメンも、えびスープだとか、塩味が売りの店だとか、新興のお店が盛り上がっているようなのですよ。全然、知りませんでした。

 だから、「観光に行く際は、出身者にオススメを聞け」というのは、実は命中率が低いと思うのですよ。出身者、帰る頻度にもよりますが、たいていは知識が止まっていますから。これ、いかにも古い観光ガイドブックがすすめる内容とあまり変わらないと思うのですね。

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
漫画家・柳井嵩の母親・登美子役を演じる松嶋菜々子/(C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
松嶋菜々子、朝ドラ『あんぱん』の母親役に高いモチベーション 脚本は出世作『やまとなでしこ』の中園ミホ氏“闇を感じさせる役”は真骨頂
週刊ポスト
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト