高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。新年一発目となる今回は、高須院長に2015年を大胆予測していただきました。
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──いよいよ新年を迎えました。今回は高須院長に2015年を予測していただこうと思います。まずは、国際問題について。特に気になるのはやはり日中韓の関係だと思うのですが、2015年にはどういう展開が待っていると思いますか?
高須:うーん、もしかしたらそろそろ軍事衝突が起きちゃうんじゃないかなって思うよ。
──軍事衝突ですか…。それは日中でのことでしょうか? それとも日韓でしょうか?
高須:可能性として高いのは中国のほう。日本の領海でサンゴの密輸をしていた中国船もいたし、火種は多いからね。中国の密輸船が逮捕されていたけど、中国のネットでは「なんで日本は密輸船に砲撃しないんだ!」っていう意見もあるんだよ。日本が攻撃したら、中国側も攻撃する理由ができるっていうの。中国内では、やっぱり日本に対して好戦的な意見は多いみたいだよ。
あと、韓国は日米安保がある限り攻撃してこないだろうね。韓国とアメリカは同盟国なわけで、アメリカを挟んで友軍同士なわけだから、さすがにやり合うことはできないよ。
──確かに中国は今、東アジアや東南アジアの海域でかなり強引な動きを見せています。フィリピンやベトナムとの間も不穏な空気が漂っていますし、何かが起きてしまってもおかしくないという状況ですね。
高須:まあでも、日本の海洋自衛隊の戦力はアメリカに次いで世界2位だっていうからね。万が一、中国と戦うようなことになったとしても、間違いなく勝つと思うよ。
──もしも軍事衝突が起きて、日本側からも攻撃したとなると、国内的にも国際的にも一大事になると思います。憲法で戦争を放棄しているはずの日本が戦争するとはどういうことだ!となりますよね。
高須:確かにそうだけど、おそらく政府としても「戦争」なんて言葉は使わないだろうし、マスコミも「小競り合い」とか、「威嚇射撃を繰り返す」とか、そういう表現でごまかしていくんだと思う。絶対に戦争だって認めるわけがないよ。
ただ、それでも日本が世界に与えるインパクトは強いと思うけどね。戦争放棄の憲法があるからって、日本は攻撃なんかしてこない及び腰の国だと思っているところは多いはず。中韓含めて。でも、もしも日本が中国にしっかり軍事的な報復をしたならば、“戦う気持ちがある”って見られるようになって、舐めたことはできなくなると思う。そういう意味でも、ある程度の強硬な姿勢というのは必要なんだよ。
念の為に言っておくけど、あくまでも中国が日本に対して軍事的な攻撃をしてきたら、という仮定の話だからね。日本が攻撃を仕掛けるべきだ!と言っているわけじゃないよ。ただ、やられたら応戦すべきだし、そろそろ中国が暴れ始めてもおかしくはないって思うけどね。