8日深夜放送のバラエティー番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演した、元衆議院議員でタレントの杉村太蔵氏(35才)。「失言で失敗してしまったしくじり先生」として”俺みたいになるな!!”と教える立場だったが、番組でもしくじり発言を連発。出演者から「そういうの言っていいの?」「現在進行形でしくじってません?」との声があがる始末だった。しかし、あけすけな発言と、面白すぎるエピソード、並外れたプレゼン力に、ツイッター上には「神回だ」「伝説レベルで面白い!」「クソすぎてうける」などの声が殺到。太蔵センセーの素顔は、番組で評されたように“魅力あるクズ”なのか?
【ハンパないメンタルの強さ】
「あの心の強さどっから来てるんだろ」
「メンタル鋼すぎるだろwwなんか元気出た!」
「今の若者に受けそう」
ネット上ではそんな声があがった。というのは、番組で飛び出した彼のこんな“座右の銘”が関係している。
「うるせぇ」
国会議員時代、失言で上司に叱られたり、世間からバッシングを受けたりするたびに内心、「うるせぇと思っていました」とか。ぶっちゃけトークに、出演者は大爆笑。とにかくメンタルの強さがハンパないのは間違いない。ここは、太蔵センセーに話を聞こう。
「細かいことをいちいち気にしてもしょうがないんです。議員時代、小泉さん(純一郎元首相)に『ストレスは次のストレスが解決してくれる』と言われましたが、その通りだと思うんです。ストレスがない仕事なんてない。上司から叱られるたびに、自分がダメだから、と落ち込んでたらもちませんよ。『うるせぇ』と開き直るぐらいがちょうどいいんです! そのほうが前向きに生きられると思いませんか?」
なるほど。そう言われると「うるせぇ」が至極の名言に思えてくる…。ストレス社会に生きる我々には、ある意味、助けとなる言葉かも。
【あり得ないほどの強運】
番組で紹介され、出演者から驚きの声があがったのが、彼の強運ストーリー。詳しい経緯は、昨年10月に出版され、発売2か月で1万部を突破した太蔵氏初の著書『バカでも資産1億円』に綴られている。同書によるとこうだ。
テニスの国体優勝の経験からスポーツ推薦で筑波大学に入学した太蔵氏だったが、学業は思うようにいかず、さらに、ようやく興味を持って始めていた司法試験の勉強も挫折。結局、大学6年で中退することに。そこで、実家の旭川で歯科医院を開業している父親に「実家に帰って手伝うよ」と相談。すると、こう言われたという。
「働かないなら死ね!」