フジテレビのエース・加藤綾子アナウンサーが4月で30歳を迎える。女子アナの分岐点といわれる年齢を間近に控えているため、フジは次世代エースとして新人の永島優美アナに期待を寄せていると言われる。人気アナへの登竜門と言われる冠番組『ユミパン』を任せ、『めざましテレビ』のキャスターにも登用。加藤アナの後継者として、育成中だ。
一方、新人の永島アナに負けじと、スタッフ間の評価を上げているのが3年目の宮澤智アナだ。先日、巨人の小林誠司捕手との熱愛が報じられたが、入社半年で『すぽると!』のメインキャスターに抜擢されたほどの実力派だ。フジテレビ関係者が話す。
「スポーツニュースのメインキャスターは、前身の『プロ野球ニュース』では中井美穂、西山喜久恵、木佐彩子、中村江里子などが歴任。『すぽると!』になってからも内田恭子、平井理央などが起用されている。スポーツキャスターは、フジ女子アナの出世枠です。つまり、宮澤アナはそれだけ期待が高いのです」
現在、民放ではスポーツニュースの単体番組が激減。宮澤アナのように女子アナがメインキャスターを務める例はほとんど見当たらない。
「おそらく、宮澤アナが今いちばん現場に出向いている女子アナでしょうね。番組にも、水曜から日曜まで出演している。ここまでスポーツニュースにじっくり取り組んでいるのは、TBS『NEWS23』の古谷有美アナと、テレビ朝日『報道ステーション』の青山愛アナくらい。ただ、2人とも担当になって1年未満。日テレやテレ東のスポーツニュース担当は、他番組と掛け持ちですから、スポーツだけをじっくり担当できるわけではない。やはり女子アナのなかで、宮澤アナの経験値は一歩抜きん出ています」(テレビ局関係者)
スポーツニュースといえば、野球やサッカー中心のイメージが強いが、フジはバレーボール、体操、柔道の世界大会を中継。いずれも宮澤アナが担当している。他局では、フリーアナウンサーが対応したり、種目別でアナウンサーが分かれたりするため、これまた珍しい傾向だ。
「局として、『スポーツは宮澤で行こう』という方針になっているようです。フリーアナを使う気はないようですね。
一言にスポーツといっても、ジャンルは広いし、なかには興味のない種目があるかもしれない。それでも、宮澤アナはすごく勉強してくるんです。期待されていることを、きちんと理解しているのでしょう。原稿を噛むこともほとんどないし、かなりの実力派です。隙がないですね」(前出・フジテレビ関係者)