「すごく嬉しい! 準ミスであれば学業との両立もしやすく、私にとってすごく光栄な賞です」
そう語るのは、1月26日の「第47回ミス日本コンテスト2015」で見事、準ミスに輝いた秋山果穂さん(21)。高校時代は東大模試で偏差値93.7を叩き出したこともある現役東大医学部3年生だ。
勉強ならお手のものの東大医学部生にとって、今回の挑戦はたやすいものではなかった。
コンテスト前日は午前中に埼玉県の自宅を出発して、会場入り。前夜祭やリハーサルが0時過ぎまで続き、就寝は1時。翌朝7時に栄養ドリンクで気合いを入れた。
今回、彼女が最大の難関として緊張で挑んだのが水着審査。
「これまで海にも行かず、水着を着る機会がなかったので恥ずかしくて。運動が苦手でダンスができないので、懸命に歩きました」(秋山さん)
前夜祭でも歩き方の指導を受け、当日は本番ぎりぎりまで練習に励んだ。ちなみに人前でビキニを着る予定は「もうないです」というから、お宝ショットとなりそうだ。
「今回の経験で、挑戦することの大切さを知りました。私自身、成長できたと思います。医師になるのが夢ですが、色々と学び、挑戦をして将来を決めたい。まずは、我慢していたチョコレートを解禁したいです(笑い)」
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2015年2月13日号