俳優・坂上忍(47)が、フジテレビ系『バイキング』(月~金曜、11時55分~)の司会を月曜から金曜まで担当することになった。『バイキング』は、31年半続いた『笑っていいとも!』の後継番組として、昨年4月から放送されているが、視聴率は低迷。最近も2~3%台が続いている。3月限りで打ち切り説もあったが、今回は免れたようだ。フジテレビ関係者が話す。
「上層部は、わずか1年で番組を終了させることへの抵抗があるようです。帯番組がコロコロ代わるのは、局のイメージとしても良くない。それに、番組を終わらせたところで、数字が上がる保証はどこにもない。ならば、リニューアルを図ることで、低迷を脱しようというわけです」
視聴率が伸びない理由のひとつに、日替わり司会者が指摘されていた。それを改め、現在月曜の司会を務める坂上が帯で担当することで、視聴率アップを目指すわけだ。果たして、上手くいくのだろうか。テレビ局関係者が話す。
「正直、簡単には上がらないと思います。なぜなら、『バイキング=低視聴率=面白くない』というイメージが定着してしまっている。たとえば、坂上司会の1月19日、新しく始まる月9ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』主演の杏が出演した日でさえ、3.6%といつもとたいして変わらなかった。今、ゲストで杏の出演する番組は、軒並み高視聴率ですから、いかに『バイキング』という番組のパワーがないかを示してしまったわけです。
現在、人気絶頂の坂上とはいえ、この状況を覆すのは至難の業。事実、坂上が司会を務める月曜も、他の曜日と変わらず、数字が良くない。祝日になると上昇しますが、それはお昼の帯番組なら、どれも同じことですからね」
杏と坂上忍という当代随一の“高視聴率タレント”を持ってしても、『バイキング』の数字は上がらないという異常事態が起こっているのだ。前出・フジ関係者が話す。