佳子内親王の成年皇族として初の地方公務の場は岡山・倉敷となった。2月28日から1泊2日でベルギーを拠点に活躍する世界的フラワーアーティストの「ダニエル・オストの花と心」展の鑑賞と地方事情視察を行なう日程だった。
「佳子さまが成年になられてから秋篠宮さまとお二人で行なわれる初のご公務で、先日の沖縄旅行(2月6~8日)に続く父娘水入らずの“ご旅行”です」(宮内庁担当記者)
その沖縄旅行については本誌前々号でも報じたが、そこでの“父娘ツーショット”を見た世の父親たちの間で「こんな娘が欲しかった」「これが理想の父娘像」と、絶賛と羨望の声が上がっている。
とりわけ父親世代を感激させているのが、秋篠宮が常任理事を務める「生き物文化誌学会」に一緒に出席した佳子内親王の旅行中のエピソードだ。学会関係者が語る。
「佳子さまは秋篠宮殿下と知人の酒席に付き合い、かいがいしくお料理を取り分けたり、ホテルに戻ってからの二次会にも顔を出されていた。空いた時間には世界遺産をお二人で巡られて、しかも最後までお父上の隣でニコニコして過ごされていた」
なるほどロイヤルファミリーならずとも、成人した娘と過ごす理想的な一日だろう。3月上旬には佳子内親王の単独の伊勢神宮参拝が予定されている。
「天照大神を祀る伊勢神宮への参拝は皇室にとって特別な意味を持ちます。成婚や入学、卒業といった節目節目に報告を行なうもので、佳子さまも秋篠宮ご夫妻や姉の眞子さま、弟の悠仁さまとともに幾度も参拝されてきました。今回の単独参拝は成年皇族としての自覚の表われでもあるでしょう。ですが、3月上旬に予定されている参拝には目当ての一般客が殺到するのではないかと心配されています」(前出の記者)