そこで、この赤ペンで線をひきまくり、付箋貼りまくりの資料が役に立つわけです。これを見せると、社員は「人事はこんなに盛っているのか……」「人事はそう言っているけど、この制度、全然活用されてないぞ」など本当のことを話しだすわけです。
これだけの資料を持ち込むこと自体、熱意のアピールにもなります。ここまで一生懸命、調べているのかと。OB・OG訪問の印象が人事に伝えられ、その後選考が有利になることもあります。
なお、この「赤ペン、付箋でいっぱいにした資料を持ち込む攻撃」は極めて有効なのですが、その他にも正攻法で「どのような就活をしたのか」「なぜ、その企業に決めたのか」「同業他社と違う部分」「その企業らしいなと感じるのはどんな時か」「その企業で優秀な社員(特に若手)だと言われるのはどんな人か?」などを聞いておくと良いでしょう。また、大学時代のご友人、社内の他の部署の人も紹介してもらうと、次にOB・OG訪問する先輩を簡単に探すことができますよ。
逆に地雷を踏んでしまうのは、大勢で押しかける、会社のことを否定しまくる、コーヒーなどをご馳走になったのにお礼を言わない、などですね。「学生だからしょうがないな」と多めに見てくれることもありますが、基本的なマナーは覚えていきましょう。
というわけで、昔も今も、納得内定への近道は、OB・OG訪問です。さぁ、そっそくアポ取りをしましょうかね。