「サバ美のここ(お腹のあたり)を吸う、魂の交換です」
猫を愛するあまり、『ネコの吸い方』まで執筆したミュージシャンの坂本美雨さん。サバ美は現在飼っている猫だ。子供時代から一緒に暮らしてきた4匹の猫は、ニューヨークに住む母、矢野顕子が看取った。
「“明日あたり(亡くなる)かもしれない”。母は猫たちの様子をよくメールしてくれました。2匹はがんで闘病していましたので、母の精神的負担は大きかったはず。
兄はデトロイト、私は日本で暮らしているし、猫はみんないなくなって、母は寂しいだろうと 心配していたら、また近所で保護された猫を引き取ったみたい。母は生きる力が強い人。私もサバ美のときは、どう受け止めるのか。今ペットのボランティア活動をしながら考えています」
※女性セブン2015年4月9日・4月16日号