「開封時には、フィルムは縁の部分を残しながら、ナイフなどで完全に切り取っていただくのがいちばんです。瓶とキャップに隙間ができず、蓋がぴったり閉まって湿気を防ぎます。よく皆さん手で適当にフィルムを剥がしがちですが、一部だけ剥がすと、蓋を閉めた時に段差ができてしまい、瓶とキャップに隙間ができてしまいます。一部だけ空けても、全部切り取っても、中に空気が入る分は変わりません。それよりは隙間を作らないようにしっかり閉めて保存するようにしてください」
約1か月で使い切って飲むのも、美味しく飲むコツだ。大きな瓶を買って、何ヶ月も使うのは避けた方がいいという。長期間保存し、「コーヒーの粉が白っぽくなったがかびが生えているのでは?」「黒く固まっているが飲めるか?」などの問い合わせも多いという。白く見えるのはコーヒーのカフェイン成分が表に出てきたものが白く見えるという。そうなったコーヒーは美味しくなく、さらに進むと固まってしまうので、1か月程度で飲み終える量を買うようにしたい。
最後に、コーヒーと組み合わせたら美味しいメニューを教えてもらった。スパイス系なら、シナモンやジンジャー。フルーツ系は、バナナやオレンジ、レモンといった柑橘系。お酒は、ウィスキー、ラム、ブランデー、リキュールなど。他には、チョコレートシロップ、抹茶もおすすめだという。
「バナナとミルクを入れてシェイクしてバナナコーヒースムージーのように飲むと腹持ちもいいですよ。夜でしたら、コーヒーにウイスキーやブランデーを入れたり、そこへお好みでミルクや甘みをプラスしていただいても美味しいです。ホットコーヒーに、シナモンや切ったジンジャーを浮かべたり、すり下ろしても。甘いのがお好きでしたら、チョコレートシロップやミルクを一緒に入れてカフェ・モカ風味や、お抹茶とミルクを入れて抹茶ミルクコーヒーにしても美味しいですよ」
意外とバリエーション豊富なインスタントコーヒー。経済的で手軽で美味しいなんていうことなし!? さっそく好みの飲み方を楽しんでみてはいかがだろうか。