元TBSの小林麻耶アナ(35)が再ブレイクの兆しを見せている。小林アナといえば、学生時代に明石家さんま司会の『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)に出演し、その“ぶりっ子”キャラが話題になった。2003年TBSにアナウンサーとして入社すると、看板番組『チューボーですよ!』や『輝く!日本レコード大賞』の進行役を務めるなど、エースとして活躍。29歳の2009年3月に退社し、フリーアナウンサーとなった。
しかし独立直後、『総力報道!THE NEWS』(TBS系)のキャスターに就任したが、視聴率で惨敗。同番組は、1年限りで終了となった。テレビ局関係者が話す。
「『女子アナ30歳定年説』は、あながち嘘とは言えません。どんな女子アナも30歳頃になると、バラエティでは使われづらくなってくる。実際、バラエティに引っ張りだこのベテランアナはほとんどいない。制作側は、より若い、よりフレッシュな女子アナを望みますからね。
小林アナが30歳を目前にニュース番組に挑戦したのも、方向転換の意図があったのでしょう。しかし、それまでほとんど現場に行く経験のなかった彼女に報道番組のキャスターを任せるのは無理があった。残念ながら失敗に終わったのです」
その後、小林アナはバラエティ番組を中心に出演していたが、徐々に存在感は薄くなり、地上波で見かける機会が激減していた。その状況が劇的に変わったのが、昨年の『バイキング』(フジテレビ系)のレギュラー抜擢だという。
「それまでは、ぶりっ子をどこまで突っ込んでいいのかわからなかったし、ただかわいいだけで許される年齢でもなくなっていた。中途半端な存在だったんです。それが、『バイキング』で、今まで見せてこなかった、“料理ができない”“常識に欠ける”というダメな面をさらけ出したことで、業界内で『イジって良いんだ』という共通認識が生まれ、オファーが殺到しました」