高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、パートナーの漫画家・西原理恵子さんも交えて、中国情勢についてお話をうかがいました。
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──先日、中国政府が2年ぶりとなる国防白書を発表しました。そこでは、「海上の軍事闘争とその準備を再優先し、領土主権を断固守る」といった表現で、尖閣諸島で対立する日本や、領有権問題を抱えるフィリピン、ベトナムを牽制。中国の南シナ海での岩礁埋め立てに対し、接近偵察をしているアメリカについても名指しはしていませんが批判しています。つまり、諸外国に対し、かなり批判的というか、挑発的な内容になっています。
高須:ぼくは今年の頭、このコーナーで「2015年に中国との軍事衝突が起きるかもしれない」って予想したんだよね。いまのところはそうはなっていないけど、中国のほうはやっぱりやる気満々ってことなんだろうね。それなら、むしろいまはやる時期だよ。中国に対して、攻め込むべき時期なんじゃないの?
西原:これまたすごい発言。「いまはやる時期」って(笑い)。
高須:まあ、本当に攻めちゃうのは問題あるけど、状況的にはこっちのほうが有利だってことだよ。だって、太平洋沿岸のアジア諸国は基本的に反中国で、中国包囲網ができてるわけでしょ。台湾、ベトナム、フィリピン、インドネシア、そして日本を同時に相手して中国が勝てるはずないよ。少なくとも海上での戦いなら日本は負けない。
──たしかにいまの中国は、まわりに敵ばかりという状況ですもんね。
高須:少なくとも日清戦争の時よりは有利だと思うよ。日本が一撃食らわせれば、すぐにアメリカが入ってきて和平っていう展開になると思うけどね。でも、アメリカもヨーロッパも日本と中国だったら、日本の味方をしてくれるでしょ。そう考えれば、いまはチャンスなんだよ。日本が一撃で中国の空母を沈めてご覧なさい。カッコいいから(笑い)。
西原:記念切手を出したりなんかしてね(笑い)。
高須:まあ、本当に日本が攻撃したらまずいんだろうけど、もしそれをやったら、日本が世界に舐められることもなくなるんだけどなあ。
──現状では、日本国憲法もありますし、日本が中国に攻めるということは、なかなかあり得ないことだとは思うんですが、それにしても中国はとにかく自信がありますよね。日本だけではなく、アメリカも挑発するというのは、どういうことなんでしょうかねえ。
高須:単純に国際情勢を理解できてないんだろうね。それこそ中越戦争の時だって、中国はベトナムに軍を送り込んだんだけど、コテンパンにされて撤退してるんだよ。周辺国の力を全然理解できてないわけだ。いまだって、中国は勝てると思って挑発しているんだろうけど、全然そんなことはない。日本のほうが強いよ。
西原:でも、もし日本が攻めたら、中国人観光客が全然いなくなっちゃうよ。
──中国マネーのおかげでどうにかやっていけている日本企業もありますからね。家電量販店なんかは、中国人観光客がいなくなると大変だと思います。