芸能

小籔千豊 「校長が生徒に『しばいたろか』と言うのは当然」

子どものしつけ語る小籔千豊

 イキる、とは調子に乗る、勢いづく、威張る、偉そうにするなどの意味。吉本新喜劇・座長の小籔千豊(こやぶ・かずとよ)は「イキる奴」が嫌いだという。小学生の子どもを持つ親でもある小籔が、子どものしつけについて物申す。

 * * *
 僕が出演する情報番組「バイキング」(フジテレビ系)での発言が、この前ちょっと話題になったんですよ。

 奈良の中学校に関するニュースで、新任の校長がその着任式で、先ほど登校した生徒から「オッス」と声をかけられましたと言って、「しばいたろか」と言ったそうなんです。これが問題になって、教育委員会から厳重注意されたと。

 そのニュースは、校長の発言が不適切というニュアンスだったし、番組でも僕以外の出演者はみんな、校長が問題だということで一致していた。で、僕はコメントを求められたときなんて言ったかというと、「しばかれて当然です。ボッコボコにされるべきだ」と。ほかの出演者みんな引いてましたし、ネットでも問題になりました。けど、ほんまに僕が言ってること、おかしいんかな。

 たしかに「しばいたろか」って言葉が適切だったかはわかりません、その場にいたわけじゃないし。ただ、じゃあ「オッス」って声かけた中学生はそのままでいいんかと。みんな「中学生の気持ちは分かる」みたいに言うけど、「気持ち分かるから校長は黙っとけ」ってなったら、どんどん生徒が調子に乗ると思いますね。「廊下を走るな」って注意しても「教育委員会に言うぞ」で終わりでしょう。

 じゃあそれほっといて、先生が生徒にオラって胸ぐら掴まれてもへらへら笑って仲良くしましょうみたいな指導方法やったら、それこそ舐められて学級崩壊ですよ。中学生全員がガンジーなら話が別ですが、少なくとも僕はガンジーやないんでね。

 実は生徒にとっては、先生の言うこと聞かんでも利害は何もないんですよ。学校を休もうがテストで点数が悪かろうが先生に舐めた態度取ろうが、義務教育なら学校クビになるわけでなし、何のリスクもないわけです。じゃあ実際の利害がないなかで、生徒がなんで先生の言うこと聞くかっていったら、「怒られたら怖いから」しかないでしょう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン