スタイル抜群の若い女性たちがトップレス姿で胸の谷間にコーラを挟んで上下に、左右に揺らす。男たちも胸を躍らせるそんな自撮り動画が5月下旬からネットに溢れ始めた。嬉しいけれど、いったい誰が? 何のために?
画面いっぱいに映し出されるのは腰まであるブロンドの髪を揺らす笑顔の白人女性。20代前半か。乳首こそニップレスで隠しているが、上半身は裸で豊かな胸の輪郭、カーブは丸わかりだ。
女性はカメラに向かってコカ・コーラの缶を見せたあと、胸の谷間に挟んだ。狭い隙間に押し込まれた赤い缶は手を離しても落ちない。女性は嬉しそうに両手をあげたり、上半身をくねらせて乳房をぷるぷると揺らしてみせた。ネットの動向に詳しいITジャーナリストの小山哲太郎氏が解説する。
「これは英語で『Hold A Coke With Your Boobs Challenge(あなたのおっぱいでコーラを挟んで)』と題して欧米を中心に流行しているパフォーマンスです。日本では『おっぱいコーラチャレンジ』と呼ばれ、5月末からフェイスブックやツイッターなどのSNSで見かけるようになりました」
ネットで「おっぱいコーラ」や「Hold A Coke」というキーワードで検索すると、コーラを挟んだトップレス動画や画像が大量に見つかる。「Coke」を「Cock」に置き換えると「おっぱいでペニスを挟んで」という意味にもなってしまうため、特に英語圏では“下ネタ”としてもウケているようだ。
別の動画では、やはり上半身裸で超ミニのホットパンツを穿いた金髪女性がコーラのペットボトルのキャップをバストトップにくっつけて登場。赤いストローをさしたペットボトルを胸に挟むと、手を離して踊りながらストローを吸った。明らかにエロティックな表現だ。
中には水着姿や胸がV字型に大きく開いた服を着て挟む「着衣スタイル」もあるが、多くはニップレスや手で乳首を隠すだけの「トップレススタイル」だ。一部にはバストトップを惜しげもなく見せている女性もいる。
胸に挟まれるものはほとんどがコカ・コーラで、種類は缶、ビン、ペットボトルとさまざま。ペプシコーラ、ビールなど他の飲み物も目にする。女性ばかりかと思いきや、太った男性が“豊満”な胸にコーラを挟んでいるものもある。