その道の達人たちはプライベートでどんなツールを選んでいるのだろうか? 毎日の犬の散歩の必需品がリードだ。犬の体に直接触れるものだけに、選び方を間違えれば首に負担を掛けてしまうことになる。「ヨコハマチワワクラブ」代表の坂本泰子さんが、愛用しているリード『Bond-絆- Leads』(BIG BLACK BERRY)の魅力を語る。
* * *
このリードを使い始めたのは1年ほど前からです。私がブリーダーとしての要望を伝えて改良を重ねてもらい、今の形になった。ショップと二人三脚で作り上げたリードです。
なんといっても色味が綺麗なことが魅力です。それに手作りだから長さや太さ、ビーズや紐の色も自由に決めることができます。毛の色味に合ったビーズにしたり、飼い主が好きな色合いにしたりと自由度が高い。
紐は手編みで、犬の大きさによって太さを指定できます。首輪は必要なく、首元を固定するビーズが滑らずに留まるところがいい。見た目の良さと機能性を兼ね備えているリードだと思います。
紐に使われているのは帯留めに使う糸です。宮城県にあるペットグッズショップ「BIG BLACK BERRY」を営む横澤朋子さんのお祖母さんがひとつひとつ、手で編んでいます。丈夫なので雨に濡れてもほつれたりしません。
このリードに出会うまではシンプルな靴ひものような素材や、リリアンの糸で編まれた一般的な小型犬用のものを使っていましたが、今ではショーでもプライベートでもこのリードを愛用しています。その様子を見た飼い主の方から「欲しい」という要望も相次いでいます。