国内

高須院長&西原理恵子氏「緊急地震速報を松岡修造の声に」

防災について語る高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。近頃、箱根山で噴火警戒レベルが引き上げられたり、小笠原沖で大きな地震があったりなどと、なんとも不安になるような自然現象が続いているということで、パートナーの漫画家・西原理恵子さんも交えて、防災についてお話を訊きました。

 * * *
──東日本大震災以来、日本国内での防災の意識が高まっていますが、またここ最近は火山の噴火や大きな地震、大雨なども発生し、災害対策の必要性が囁かれています。高須院長は、日頃から防災のために心がけていることはありますか?

高須:高須病院(注:高須院長が理事を務める愛知県西尾市の『社団福祉会 高須病院』)は備蓄してるけど、僕個人は、そういうことはしてないね。

──そうなんですか?

高須:何十億年という地球の歴史の中では、地殻が揺れ動きまくった時期もあっただろうし、気候だってもっと厳しい時期がほとんどだったわけでしょ。そう考えると、人間っていうのは運がいい時に生まれた生物なんだと思う。もちろん災害は怖いし、悲しいものだけど、住みやすい時代に生まれたことに感謝するのも重要だと思うね。だから、「災害が起きてしまったらもう仕方ない」って開き直ってる部分があるんだよ。

西原:お年寄りだったら開き直ってもいいけど、小さい子供がいる家庭だと、そうはいかないよ。ちょっとでも備蓄をしておいて、それで10日間でも生き延びられたら、だいぶ違うから。簡単に開き直っちゃうもんじゃないって。

高須:前に大きな地震があった時、僕はちょうど年配の女性の手術中だったんだけど、ただ事ではない揺れだったから「手術を中断しましょうか?」って訊いたら、「続けてください」って。そのまま手術したもん。

西原:戦争を知ってる人と、あがっちゃった女性は怖いものがないから。

高須:確かにそうだ(笑い)。

──でも、以前、震災後も美容整形の患者さんは減らなかったとおっしゃってましたよね。

高須:そうなんだよ。特に中高年の女性は全然減らなかったね。やっぱり怖いものがないのかな。あとはやっぱり日本の街は地震に強いっていうのもあるんだと思うよ。被害が大きいのは地震ではなく、火災と津波だから。高須病院では、津波が来た時の避難訓練はよくやってるね。

 東京の高須クリニックはとりあえず地震だけならそんなに怖くない。もし、このビルが倒壊したならば、もう周辺は全部ダメなくらいの大きな揺れだろうからね。あと、名古屋にいる時も安心してるよ。住んでいるのがログハウスだから。小さい犬小屋に住んでりゃ大丈夫だよ(笑い)。寺院みたいな、大きくて木造の建築物は危ないかもしれないけどね。

──そういう意味では、日本は耐震構造がしっかりしている建物が多いから、ある程度大丈夫という部分もあるかもしれないですね。

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン