くどいルックスと、あくの強いキャラクターでブレイクしたタレントのルー大柴(61才)。女性誌で「嫌いな男ランキング」で1位に選ばれるなど、かつてはメディアでその姿を見ない日はなかった。そんな彼が最近、タレントの仕事だけではなく、意外な活動を始めているという。サプライズな近況を本人に語ってもらった。
――まず、ルーさんの近況から教えていただけますでしょうか?
ルー:もちろん、タレント活動をやったりもしているし、講演に呼んでいただいたり、あとはボランティア活動も…。
――ボランティアですか? ルーさんのイメージと違うといいますか。
ルー:60才をすぎて社会に貢献というか、私にできることはないかなと考えたんです。そんなときに、ボランティアのMOTTAINAI活動に出会って、富士の樹海の掃除だとか、いろんなボランティアの活動に参加しています。樹海の清掃は、年に2、3回ですね。近所のゴミを拾ったり、月1で公衆トイレ掃除もしていますよ。
――ルーさんが、公衆トイレの清掃を!?
ルー:早朝、公園で太極拳をしているんですですが、その仲間の影響で始めました。彼の会社の社長さんが、従業員に気持ちよく使ってもらうために、みんなが出社する前に会社のトイレ掃除をしていたと。仕事をリタイアされたあとは、自分磨きのために公園の掃除をしているという話を聞いて、非常に共感しましてね。それで私も教えてくださいと弟子入りしました。弟子入りと言うとオーバーだけど(笑い)。
初めは非常に躊躇していたんだけど、掃除をしているうちにコミュニケーションができるわけです。トイレを使おうと入ってきたタクシーの運転手さんがびっくりして「ルーさん、どうしたの? こんな朝早く」って。朝6時くらいからやってるからね。6時40分が太極拳の時間なので、その前に仲間と一緒にトイレ掃除をしています。よく「ありがとうございます」って近所の方に感謝されますよ。少なくとも月に1回、もう始めて4年になりますね。
――家でも、掃除をするんですか?
ルー:自分の周りはやりますよ。それに女房が仕訳したゴミを、ゴミ置き場に持って行くのは私の仕事ですから(笑い)。
――ゴミに敏感になりそうですね。