梅雨が明けたらアイスが美味しい季節の到来! 近ごろはネットでも話題にのぼり、ガリガリ君の梨味やハーゲンダッツが和風で展開した華もちシリーズのように、発売すぐに品切れになってしまう商品も。新商品の入れ替わりが速いコンビニアイスで今、食べ逃したくないアイスって!?
チョコレート系やスイーツ感覚の商品が展開される秋冬と違い、氷系が揃う夏。この夏は「ワンハンドで食べられる、ちょっと高級なフルーツ系のアイスバーがトレンドです」と、アイス評論家のアイスマン福留さん。
コールド・ストーンやパレタスといったショップのカラフルなアイスキャンディーが流行っているが、その流れがコンビニアイスにもきているという。
「ちょっと高級感のある商品が増えてきていますね。これまでに発売されている『ベリジュ』や『フルーティーズ』も200~300円と今までのアイスよりも高めの価格帯ですが、最近売れています。ショップ系アイスの流行で、フルーツが透けて見える、見た目もかわいいタイプがすごく流行っていますよ」(福留さん)
アイスの形状はカップやモナカ、スティックバータイプなどさまざまあるが、その時代、時期に流行る形状があるとか。
「昭和の時代には、例えば『赤城しぐれ』のようなカップかき氷や、『パピコ』に使われているようなブロー容器といったタイプが流行ったり、時代によってアイスの形にも流行があるんですよ。今年、確実に流行るのが、片手で食べられるワンハンド型です」
この夏の「味」は、スイカがきていると福留さん。定番の『スイカバー』だけでなく、『ガリガリ君』、『爽』からも出ており、コンビニにスイカ味のアイスが多数並んでいる。ロッテの『爽』は、塩をかけて食べることを提案しているところも面白い。
では、プロがおすすめする「今食べたいアイス」とは? 福留さんの7選をご紹介。
■「果実のご褒美」245円/ローソン
「果実が透けて見えるフルーツバーで、ワンハンドで食べられて、まさにトレンドを形にしたアイスです。りんご果汁をベースに、中にオレンジ、りんご、いちご、ぶどう、4種類のフルーツが入っています。果汁、果肉を68%使って果肉ぎっしりと贅沢。中でも輪切りオレンジが透けた見た目もすごくかわいい。ショップ系で売っていそうなビジュアル。こういう派手さのあるフルーツバーは、今までのコンビニアイスにはない新しさ。見た目も楽しめます」
■「ガリガリ君リッチ ほとばしる青春の味」130円/赤城乳業
「ヨーグルト系のアイスって人気なんですけど、これはレモンヨーグルト味。外側はレモン風味のアイスキャンディー、内側にはヨーグルト味の甘酸っぱいかき氷、中に入っているラムネ菓子がアクセントになっていて、カリッとする食感もいい。『ガリガリ君』のリッチシリーズって、『チョコチョコチョコチップ』とか濃厚な味が多いですが、珍しく夏仕様のフレーバーです」