放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、自他共に認める「ヒツジスト」の山田氏が吉田羊本人に結婚観を直撃。
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7月18日(土)に全国公開される映画『HERO』のキャストの一人、検事の馬場礼子こと吉田羊さんに『女性セブン』本誌でインタビューする機会に恵まれた。
彼女のことを『傍聴マニア09~裁判長!ここは懲役4年でどうすか~』(読売テレビ・日本テレビ系)で発見して以来、ずっと応援していた私。くしくも『傍聴~』でも彼女はマニアたちに「ビューティ星川」と呼ばれる検事役だった。
そんな彼女がEXILEの眞木大輔主演の『町医者ジャンボ!!』(同)に看護師役で出演していた2013年、『女性セブン』でオファーをし、インタビューが実現。場所は小学館の控室。舞台女優だった彼女を映像の世界へと誘った女性マネジャーと二人、メイクさんもスタイリストさんも付かず、私服で来てくれたのを昨日のことのように覚えている。
聞けば、全話に出演した最初のドラマが『町医者~』だったのだとか。それからの女優・吉田羊の活躍は、みなさんも“年表”に書けるほどだろう。
今年は『脳内ポイズンベリー』『ビリギャル』から『HERO』まで映画が5本。CMもポカリスエット、S&Bゴールデンカレー、トヨタホームなど新たに5社。連続ドラマは掛け持ちで切れ目なくあるのに加え、バラエティーでも確実に爪痕を残す彼女は、番宣やPRで必ず“御指名”がかかるのである。
年内は休みがゼロであることが決まっているといい、お風呂が「バランス窯」の古いタイプのマンションから引っ越す暇もないという。
そんな吉田とマネジャーは、ドラマ『HERO』(フジテレビ系)の初回オンエアのオープニング映像を共に自宅で見て、号泣しあったという。二人三脚で苦労に苦労を重ねた末、月9で木村拓哉や北川景子、小日向文世、八嶋智人らと、おなじみのテーマソングにのって闊歩する、あのシーンだ。
吉田は、「『HERO』は宝物」といい、「その位置づけは、この先も変わらない」と言い切った。