「水色や黄色のイメージだねって、よく言われます。役も明るくキラキラした黄色い印象の女の子が多いですし。今の年齢だからこそこんなキラキラした色に染まれるかもしれないので、この瞬間を大切にしたいです」
“すずちゃんっぽい”水色のワンピで登場した女優・広瀬すず(17才)。彼女は6月に17才になったばかりだ。
「でも違う色にも憧れます。大人になってなりたい色は黒。これまでとは逆のブラックな役やお芝居をしてみたくて。今の私はちょっとにごっているグレー。どれにもなりきれてない感じかな…」
大ヒット上映中のアニメーション映画『バケモノの子』では、声優に初挑戦。主人公・九太を支える女子高校生のヒロイン・楓を務めている。
「楓ちゃんは迷いがなく、芯が強い女の子。自分のすべてをかけるほど誰かを応援できるのはかっこいいし、彼女の人間的な強さは見習いたいと思います。作品を通じて自分もたくさんの人に支えられているんだなと感じました。今までのさまざまな出会いで私も随分変わりました。楓ちゃんとは違う意味で、すごく強くなった気がします」
ここ最近では、私服は黒ばかりという彼女。オトナの一歩手前の、強さをまとう時期なのかもしれない。
撮影■中山雅文
※女性セブン2015年8月13日号