国内

高須院長 新国立問題に提言「毎回ギリシャで開催すればいい」

新国立問題について高須院長が新提案

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、2020年東京五輪のメインスタジアムとなる予定の新国立競技場建設問題について、お話をうかがいました。

 * * *
──莫大な建設費が問題となって、棚上げ状態になっている新国立競技場の建設問題ですが、高須院長はどう感じていらっしゃいますか?

高須:いかにも日本らしい展開というか、日本社会のシステムの象徴というか、結局誰も責任を取らないのがすごいよね。これが自分のお金だったら、絶対にこうはならないんだろうけど、結局税金で作るってなると、どっちみち他人の金なんだからどうでもいいよ、ってなっちゃうんだろうね。

──安倍首相が建設計画を白紙撤回したことについてはどう思いますか?

高須:評価されるべきだと思うけど、それ以上に安倍政権がうまいことやったっていう印象もある。新国立の建設費問題が浮上して白紙撤回されてからは、マスコミの報道も安保法案への抗議活動から、こっちのほうにシフトしたわけでしょう。いい策略だったんじゃないのかな?

──たしかに、世間的にも抗議デモより、新国立競技場問題のほうが興味ありますからね。

高須:森さん(森喜朗元首相)が、急に「最初からあんなデザイン好きじゃなかった」って言い出したのも、面白かったね。それまで新国立の件はずっと仕切ってたはずなのに、そんなことを言うんだから、そりゃあみんな興味も湧くよ(笑い)。

 もしかしたら、森さんは、わざとちょっとおかしなことを言って、世間からの注目を集めようとしたのかもね。安倍政権は安保法案をどうしても通したい。でも、マスコミ含めて批判も多いし、支持率が下がってしまう。そこで、支持率を下げ止めるための方法として、新国立建設の白紙撤回が出てきたわけだ。

 森さんがわざとおかしな発言をして、世論を「新国立建設を白紙撤回しろ!」っていうほうに傾けておいてからから安倍さんが白紙撤回を宣言すれば、より一層支持率下げ止めの効果が見込める。もし、こういうシナリオがあったのなら、森さんはすごい役者だよ。意外と森さんは偉大な政治家なのかもね。

関連記事

トピックス

第1子を出産した真美子さんと大谷(/時事通信フォト)
《母と2人で異国の子育て》真美子さんを支える「幼少期から大好きだったディズニーソング」…セーラームーン並みにテンションがアガる好きな曲「大谷に“布教”したんじゃ?」
NEWSポストセブン
俳優・北村総一朗さん
《今年90歳の『踊る大捜査線』湾岸署署長》俳優・北村総一朗が語った22歳年下夫人への感謝「人生最大の不幸が戦争体験なら、人生最大の幸せは妻と出会ったこと」
NEWSポストセブン
コムズ被告主催のパーティーにはジャスティン・ビーバーも参加していた(Getty Images)
《米セレブの性パーティー“フリーク・オフ”に新展開》“シャスティン・ビーバー被害者説”を関係者が否定、〈まるで40代〉に激変も口を閉ざしていたワケ【ディディ事件】
NEWSポストセブン
漫才賞レース『THE SECOND』で躍動(c)フジテレビ
「お、お、おさむちゃんでーす!」漫才ブームから40年超で再爆発「ザ・ぼんち」の凄さ ノンスタ石田「名前を言っただけで笑いを取れる芸人なんて他にどれだけいます?」
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン
1泊2日の日程で石川県七尾市と志賀町をご訪問(2025年5月19日、撮影/JMPA)
《1泊2日で石川県へ》愛子さま、被災地ご訪問はパンツルック 「ホワイト」と「ブラック」の使い分けで見せた2つの大人コーデ
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で「虫が大量発生」という新たなトラブルが勃発(写真/読者提供)
《万博で「虫」大量発生…正体は》「キャー!」関西万博に響いた若い女性の悲鳴、専門家が解説する「一度羽化したユスリカの早期駆除は現実的でない」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《美女をあてがうスカウトの“恐ろしい手練手管”》有名国立大学に通う小西木菜容疑者(21)が“薬物漬けパーティー”に堕ちるまで〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者と逮捕〉
NEWSポストセブン
江夏豊氏が認める歴代阪神の名投手は誰か
江夏豊氏が選出する「歴代阪神の名投手10人」 レジェンドから個性派まで…甲子園のヤジに潰されなかった“なにくそという気概”を持った男たち
週刊ポスト
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
悠仁さま、筑波大学で“バドミントンサークルに加入”情報、100人以上所属の大規模なサークルか 「皇室といえばテニス」のイメージが強いなか「異なる競技を自ら選ばれたそうです」と宮内庁担当記者
週刊ポスト
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン
子役としても活躍する長男・崇徳くんとの2ショット(事務所提供)
《山田まりやが明かした別居の真相》「紙切れの契約に縛られず、もっと自由でいられるようになるべき」40代で決断した“円満別居”、始めた「シングルマザー支援事業」
NEWSポストセブン