AKB48グループ、モーニング娘。’15、ももいろクローバーZなどをはじめとしたアイドルグループが人気を集めているが、その一方で、AV女優たちで構成されるアイドルユニットが続々と誕生し、人気となっている。
そもそものきっかけは2008年、深夜番組『おねがい!マスカット』(テレビ東京)のレギュラーで結成された、恵比寿マスカッツが話題になったことだ。蒼井そら、麻美ゆま、ら人気AV女優たちで結成された同グループはCDリリースだけにとどまらず、各地でコンサートが開かれ、多くのファンが駆けつけるほどの人気に。
2013年には、成瀬心美や神咲詩織、波多野結衣といった単体で人気女優が『me-me*』を結成。同グループは日本にとどまらず、台湾でも抜群の人気を誇る。1月には単独公演のため台湾入り。空港に到着した際には花束やプレゼントを渡そうと、多くのファンが詰めかけ、警備員が動員されるほどの大混雑となった。
ほかにも、今年2月には、初美沙希や湊莉久ら4人のユニット『KUHN』が結成され、ライブを中心に活動を行い、多くのファンを動員している。
7月末には、『ミリオンガールズZ』が、恵比寿マスカッツ以来のメジャーデビューを果たした。メンバーは、人気者ばかり。ヤングジャンプ制服コレクションにノミネートされるなど人気グラビアアイドルの経歴を持ち、数多くのテレビ出演もある星美りか、某アイドルグループの一員として活躍していた佐倉絆、テレビや映画でも活躍中の友田彩也香、桜井あゆ、そして、新人の絢森いちかの計5人だ。
いったいなぜAV女優たちのユニットが次々と登場しているのか? AV事情に詳しいライターは次のように話す。
「一昔のように今のAV女優は現場で絡みをやっていればいいという時代は終わったと言えます。やはり彼女たちの人気商売。毎月のように次々とAV女優が生まれてきます。その中で生き残っていくにはAVだけをやっていればいいだけじゃないんですね。
それに業界全体の売り上げも落ちていることも意味します。昔までだったら作品を出せばよかったわけですが、そういうわけにはいかなくなった。音楽活動でどれだけ売上を上げられるかというのは未知数ですが、それ以外の活動をやって、知名度をあげることで、本業へつなげられるということも考えているのではないでしょうか」
ライブ会場には多くの男性ファンが駆けつけるというが、彼女たちを応援する理由についてファンたちはこんなふうに語っている。