由樹さん:食パンをトーストする時、1枚にはチーズとベーコンをのせますが、もう1枚には粒マスタードをたっぷり塗っています。私たちは酸味のあるものが好きで…。なので、キャベツはせん切りにしてマヨネーズとこしょうで和えますが、辛みのアクセントが欲しいので玉ねぎも一緒に和えます。その他、何か具を挟む時はそれに合わせた調味料をプラスします。
――夕飯で余ったおかずも挟むとのことですが、例えば?
由樹さん:メンチやハンバーグなどにソースをかけて挟むのもおいしいですよ。メンチなら、トーストに塗る粒マスタードをからしマヨネーズにしています。にんじんのラペは常に作り置きしているので、これを挟んでもオレンジ色が鮮やかで食欲をそそります。
キャベツって基本どんな食材にも合うので、ぎょうざやカレーを挟んでもおいしいんです。ぎょうざは酢じょうゆとラー油をかけて挟みます。ドライカレーやグラタンなどドロッとしたものを挟む時は、盛ったキャベツに窪みをつけて埋めるとサンドイッチにできます。白身のフライは、ピクルスやゆで卵のみじん切りを加えたタルタル風のマヨネーズでキャベツを和えたものと挟みます。わさびで和えたアボカドを挟んでもおいしいし、バリエーションはいくらでもあります。
――やはり、トーストしたほうがおいしいですか?
由樹さん:私たちはそのほうが好きですね。トーストすると、チーズがとろけるし、ベーコンから油が出てそれが他の具と絡むのがたまりません!
――パンの厚さにこだわりはありますか?
由樹さん:以前は8枚切りの食パンを使っていましたが、具をたくさん入れると破れることもあるので、今は6枚切りの食パンを使っています。具が多いので難しそうに見えますが、パンで挟んだ時に両手でしっかりプレスすれば崩れにくいですよ。基本、キャベツは最後に山盛りに乗せるのですが、そのキャベツが空気が抜けて沈まなくなるまでプレスします。キャベツは水分が多いし、パンもトーストしているので、それぞれの食感が楽しめるように作り立てを食べるのがおすすめです。