高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、経済崩壊間近と言われる中国についてお話をうかがいました。
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──アジア周辺の情勢となるとやはり中国の話題になるのですが、いよいよ中国経済が崩壊寸前と言われています。
高須:7月にモンゴルで朝青龍と会ってきたんだけど、朝青龍も中国経済をすごく心配していたね。「バブルが崩壊しちゃったらどうしよう」って。
──中国経済は、モンゴルにも大きな影響を与えるんですね。
高須:そうみたいだね。モンゴルはチベット密教の信徒が多くて、ダライ・ラマ猊下がモンゴルを訪問する予定だったんだけど、中国側の圧力でモンゴルが訪問を断ったみたいなんだよ。モンゴルとしても中国に頼っている部分が大きいから、背に腹は代えられないという状況なんだろうね。
──なるほど。でも、中国の経済状況は想像以上に危ないと言われています。
高須:本当はもうバブルも崩壊しているんだと思う。ただ、中国株が大暴落でもしようもんなら、世界経済に対する影響も大きいから、政府が買い支えたりなんかして、どうにかごまかしているのかもね。まだ外貨の蓄えもあるだろうし。
──状況としては、本格的に崩壊するのを待つだけといった感じなのでしょうか…。
高須:そうだと思う。中国としては、今のギリギリの状況をチャラにするには戦争を起こすのがいちばん簡単だと思うよ。そうすれば、国民も国外に目を向けて、国内の経済なんか気にならなくなるわけだからね。外に敵を作って、経済政策の失敗をごまかそうとするしかないんじゃないかな。
──今回の軍事パレードや、太平洋沿岸でアジア諸国に対し強硬な態度をとっているというあたりに繋がってくるんですね。
高須:そう。戦争をしたいのは中国。少なくとも安倍さんではないよ。安倍政権は安保法案をソフトランディングさせようとしているわけでしょ。ここで中国が攻めてきたら、本当は話がややこしくなってしまうだけ。そもそも、安保法案は中国からの攻撃に対する抑止力という意味合いもあるわけだからね。
そういう意味だと、安保法案は完全に戦争をさせないためのものなんだけど、反対派の人たちはどうしてそこが理解できないのかなぁ。反対派のデモだと「戦争に行きたくない」とは言ってても、国外からの脅威にはあんまり言及してないみたいだしね。
──中国は現在、どうにかこうにか延命を続けているという状況だと思うのですが、院長の読みでは、あとどれくらい持たせることができると思いますか?