「小さいことがあってもまったく気にしないの」との自虐ネタから始まり、独特のポーズで「ワカチコワカチコ」で締めるネタでおなじみ、ゆってぃ(38才)。一発屋ともいわれる彼に、一発屋芸人たちとの絆について聞いた。
―― 一発屋会が今年3月にありましたが、一発屋芸人と交流は深いんですか?
ゆってぃ:そうですね、なんだかんだ痛みがわかる仲間たちなので。世間的には、どこに行ったんだと思われてるじゃないですか。ぼくとかスギちゃんとか(小島)よしおとかは、町を歩いていたら、いじられるんですよ。「おまえ、久々に見るな!」とかって。女の子なんて「飲み行こうよ」って普通に誘ってきますよ。行きませんよね、友達じゃないんだから(苦笑)。
―― 一発屋芸人あるあるを教えてください。
ゆってぃ:みんなダンディ(坂野)さんの生き方を崇拝してますよ。ダンディさんは消えた消えた言われて、消えてないじゃないですか。CMにも出てるし、一番いい出方をしてるんです。一発屋を想像するとき、一番にダンディさんを想像するじゃないですか。その時点でテレビに呼ばれますよね。すばらしい生き方だなと思います。
――コンスタントに営業があるとか、そういうのも含めての崇拝?
ゆってぃ:そうです。一発屋のトップだと思います。黄色い背中を追いかけていこうって、みんな思ってます(笑い)。ダンディさんが一発屋の走りなんだと思います。ダンディさんがいたから、ぼくらの代まで一発屋というくくりがあって、ただ消えていくはずだったのが仕事をもらえたり。
―― 一発屋と呼ばれることについて、ゆってぃさんはどう思われますか?
ゆってぃ:一発屋と呼んでもらっていいの?と思っちゃうんです。それでダンディさんに、「ぼくって一発屋なんですか?」って聞いたら、「いやあ、ゆってぃだって一発屋だよ」って。「仲間に入れてくれるんですか、ありがとうございます!」と言ったのを覚えています。ぼくなんてまだまだまだ、一発も当ててないんじゃないかと思って。「じゃあ今日から一発屋って名乗っていいですか?」って、ちゃんとダンディさんに許しをもらって、筋を通しましたよ(笑い)。
―― 一発屋と聞くと気になるのが、ブレイク時の月収ですが。
ゆってぃ:ブレイク時もそんな稼いでないんです、200万円くらい。他の一発屋の人たちに聞くと、何千万円とかもっともらっているので、それを含めて「ぼくは一発屋でいいんですか?」と聞いたんです。スギちゃんなんて、綺麗な一発屋じゃないですか。筋金入りの、ダンディさんコース。
―― 一発屋会は、どんな会だったんですか?