高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、10月からスタートしたマイナンバー制度についてお話をうかがいました。
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──10月から始まったマイナンバー制度についてご意見を聞かせていただきたいと思います。
高須:個人的にはすごくいい制度だと思うよ。これで北朝鮮のスパイとか、いろんなテロリストなんかはまったく動けなくなるからね。日本で身分を隠して怪しい活動をしている人は多少なりともいると思うんだけど、マイナンバー制度に反対している人って、そういうタイプの人なのかもしれないよ。確かにスパイにとっては死活問題だ。
あとは、マイナンバー制度で生活保護や年金の不正受給もバレちゃうわけだから、本当にいいことが多い。大阪府は不正受給が多いなんて言われてるけど、橋下(徹)さんの大阪都構想もマイナンバー制度が始まった後だったら、住民投票で勝ってたかもしれないよね。
だって、橋下さんが負けたのは、利権を守りたい人たちが抵抗したからでしょ。マイナンバー制度が動いていたなら、その時点で不正な利権の確保ができなくなっているはずだから、わざわざ橋下さんに抵抗する意味もないわけだ。今、また橋下さんが動き始めているのは、マイナンバー制度が始まって勝算が見えてきたからなのかもしれないね。
──なるほど。マイナンバー制度で、今後いろいろ変わってきそうですね。
高須:生活保護で受給されたお金を党員から集めている政党もあるみたいだけど、そういう資金源は根絶やしにされちゃうかもね。
──国民に対するメリットという意味ではどう思いますか?
高須:自分が誰なのかっていうことを簡単に証明できるから、すごくいいと思う。今までなら写真付きの身分証明書っていうと、パスポートか車の免許証だったわけでしょ。パスポートなんか持ち歩かないし、身分証明書のためにわざわざ免許を取るっていうのも面倒。今は車を運転しない人も多いから、マイナンバーの個人番号カードはけっこう便利だと思うけどね。
実は医師免許証も顔写真が付いてなくて、自分を証明できないんだよね。だから、亡くなったお医者さんの免許証を乗っ取って、なりすましている無免許医がいるんだよ。無医村なんかにはよくあった話だよね。マイナンバー制度があればそういうこともなくなる。
──その一方で、知られたくない個人情報がバレてしまう可能性が高くなるとの批判もあります。
高須:内緒で副業をしている人は、いろいろバレちゃうから大変だと思うよ。クラブのホステスは焦ってるはず。それに、もしもネットの閲覧履歴なんかまでマイナンバーとひも付けされるようになったら、いろいろ大変だろうね。アダルトサイトの閲覧数が激減しちゃうだろうな(笑い)。