中野:篠原さんが明るいので、みんなワイワイやっています。女性キャストで美容の話なんかをしていますよ。
──篠原さんから、ドラマの内容についてなにか提案があったりしましたか?
中野:篠原さん演じる亜紀は、「ちくわ」という名前の猫を飼っているんですが、これは篠原さんのアイディアです。どうやら、篠原さんの周りのオトナ女子たちが、猫を飼っていることが多いらしくて。スタイリストさんやメイクさんに、40代の独身女性がいるようで、彼女たちからいろいろと聞いて、リアリティーを追求しているようですね。
──ちなみに「オトナ」とカタカナにしたのはどうしてですか?
中野:「大人」って漢字で書くと面白くないんですよね。「大人」と「女子」って、相反する言葉だと思うんですけど、「オトナ」とカタカナにすることで、相反することがより目立つかなという意図はあります。
とはいっても、やっぱり女性はいくつになっても「女子」なんですよね。50才でも女性が何人か集まれば「女子会」になる。男性の場合は「男子会」とはなりませんから。それと「女子」っていう言葉を使うと、恋愛を諦めていないというイメージにつながるような気がします。女性としても自分たちを「女子」ということで、恋愛に対する夢を持ち続けているというか。そんなときめきを求め続ける女性の姿が「女子」という言葉に込められているのだと思いますね。