スコットランドのグラスゴーで開催された体操の世界選手権で、37年ぶりに団体での金メダルを獲得した日本代表。エースの内村航平(26才)は、個人でも2つの金メダルに輝き、来年のリオデジャネイロ五輪での個人総合2連覇への期待は大きくなるばかりだ。
そんななか内村の発言が、ちょっとした“騒動”を巻き起こしている。それは、スコットランドからの帰国後『とくダネ!』(フジテレビ系)に出演したときの発言。母・周子さんによるVTRメッセージが、スタジオにいる内村や白井健三(19才)たちの前で流れた時のものだ。
周子さんは満面の笑みと、世界選手権6連覇という偉業を達成した愛息に、弾んだ声でこんなご褒美を提示した。
「いちばん食べたいものは何ですか? 唐揚げとかハンバーグとかカレーライスとかグラタンとか、たくさんありますが、好きなものを何でも作ってあげたい」
内村はなんと答えたか?
「いちばん食べたいもの? そりゃ奥さんの手料理ですよ」
ここでおさらいしたいのが、内村の母と妻の嫁姑バトルだ。2012年11月、大学の1年後輩だった妻と“できちゃった結婚”した内村。そんな経緯に、周子さんが“怒り心頭”“奥さんの存在を認めていない”などと報じられ、女性セブンでも、内村の試合会場にピンヒール姿で現れた妻に周子さんが“腹を立てた”という“ピンヒールバトル”をお伝えした。
長い間、嫁と姑の板挟みになっていたと思われる内村。全国のお茶の間に流れたこのやりとりに、「いいなぁと思った」と賛辞を送るのは作家の亀山早苗さんだ。
「お母さんは息子が優勝したことで、はしゃいでしまったんでしょうね。そのテンションの高さに、息子がしらけているようにも感じました。挙げられたメニューにしたって、唐揚げとかハンバーグとか…“子供じゃないんだから”と思いますよね」
神奈川県に住み、3人の子供を持つ主婦のA子さん(51才)も、「あのお母さんには、あのくらい強いことを言わないと、図に乗ってくるんじゃないですか。いつまでもしがみついて出しゃばっていないで、子離れしなくてはダメでしょう」と手厳しい。
“あのお母さん”──そう、内村の母・周子さんと言えば、おさげ髪がトレードマークの、“息子ラブ”として、知らない人はいないほどの有名人。世界のトップに君臨する息子への愛情を包み隠さず、声を張り上げて応援する姿がテレビに映ることも珍しくない。そのあまりの熱心さに、ネット上では“もし自分の母だったらウザい”“溺愛にもほどがある”“見ていてイタい”といった批判もちらほらと見かけるほどだ。