放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、結婚・妊娠を電撃発表した中田有紀アナに祝福を送る。
* * *
11月13日、『Oha4 NEWS LIVE』(日本テレビ系)のメインキャスター・中田有紀(42)が今夏、「結婚していた」ことと、「お腹に新しい命を宿しています」と番組で生報告をした。
よほど緊張していたのか、珍しくカミカミだった中田。まさに今夏、ベテランの豊田順子アナがピンチヒッターをつとめていた回があったので「これは何かある」と踏んでいたら、まさかの結婚&妊娠だった。
来春出産という「身体のことを考えて」、今年いっぱいで番組を降板することも発表した。
前身番組の『ニュース朝いち430』(同)のサブキャスターを2002年から、“朝も夜もない”『NNN24』(現・『日テレNEWS24』を担当していたのはその前年なので、実に15年間も“早朝の顔”だった中田有紀。
フジテレビの中井美穂や放送作家の小山薫堂らを輩出した日芸の放送学科を卒業し、青森放送のアナウンサーになったのは1997年。2001年7月に退社し、セント・フォースに所属してからずっと午前1時30分起きの生活をしているというワケだ。
以前、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出た中田が、「1日3度の刻み寝で、体調を管理している」というエピソードを話してくれた。『Oha4~』が終わるのは5時50分。反省会などを経て帰宅して、まず寝て、午前中に起きて仕事をして、午後また昼寝をして、夜8時台とか9時台に就寝するというサイクルだったと推測される。
そんな中田には、特にお笑い芸人ら、多くの男性ファンがついていた。早起きなのではなく、朝、中田の『Oha4~』を見て寝るタレントたちである。
クールビューティで昭和の香りただよう“ザ・女子アナ”。時折出演するバラエティ番組で「ファンです」と言い寄られても、キャラクターを変えることなくクールなままだった中田。学生時代はバレーボールや硬式テニス、剣道は2段という腕前だそうだ。
さらに2010年には東京マラソンに個人参加し、初マラソンながら5時間を切るというスポーツウーマンぶりを発揮していた。
驚くのは、自動二輪免許を取得していて、今年6月、『笑神様は突然に…』(同)の「RGツーリングクラブ」に紅一点として参加。レイザーラモンRG、チュートリアルのふたり、スピードワゴン井戸田潤、インパルス堤下敦らと、房総半島をツーリングするという企画だった。
カワサキの「エストレヤ」という250CCの愛車にレザースーツ姿でまたがり、男性芸人のツーリングについていった中田に、「この人のプライベートはどうなっているのだろう?」と、ますます興味がわいたものである。