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【ドル円週間見通し】12月利上げ観測再燃で上値試す展開も

○(日)7-9月期国内総生産速報値 16日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率-0.2%
 前期実績は前期比年率-1.2%。7-9月期の成長率は前期比マイナスとなる可能性があり、日本経済は景気後退局面に入りつつある。輸出伸び悩み、抑制気味の設備投資、個人消費の弱含みなどが成長率鈍化の要因。中国経済の減速によって輸出増加への期待は後退しており、10-12月期の成長率も低い水準にとどまる見込み。

○(米)10月消費者物価コア指数 17日(火)午後10時30分発表予定
・予想は前年比+1.9%
 参考となる9月実績は前年比+1.9%。賃貸家賃は前月比+0.4%で上昇率は8月の+0.3%を上回った。その他のサービス価格は上昇基調を維持しており、コアインフレ率が鈍化する兆しはみられない。賃金上昇の兆候も出ていることから、10月のコアインフレ率は9月実績と同水準となる可能性がある。

○(米)10月鉱工業生産 17日(火)午後11時15分発表予定
・予想は、前月比+0.1%
 参考となる9月実績は前月比-0.2%。石油・ガスの掘削事業は停滞しており、全体水準を押し下げた。10月については、鉱業、電子機器、家電などの部門で停滞が続くとみられているが、製造業と公共事業がやや堅調と予想されていることから、前月比プラスとなる可能性がある。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 19日(木)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は金融政策の現状維持
 10月6-7日の金融政策決定会合の議事要旨によると、複数の委員が「物価の基調は改善を続けており、昨年とは明確に異なっている」との見解を示していた。物価の基調は10月時点と変わっていないことやアジア、欧米各国の金融市場に特段の混乱はみられないことから、今回の会合では金融政策の現状維持が賛成多数で決まる見込み。

○日米の主な経済指標の発表予定は、16日(月):(米)11月NY連銀製造業景況指数、17日(火):(米)9月対米証券投資、18日(水):(米)10月住宅着工件数・建設許可件数、19日(水):(日)10月貿易収支、(米)10月景気先行指数

【予想レンジ】
・米ドル/円:121.00円-125.00円

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